ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2010.11.6 プチ虹のサロン~パーティルームでお喋り三昧

2010-11-06 22:43:23 | あけぼの会
 今日は先月から楽しみにしていた久々の“プチ虹のサロン”開催日。すっきりと晴れて小春日和。お天気も応援してくれている感じだ。
朝から張り切って2回洗濯機を回し、夫には夕食までに帰るから、とお願いしていそいそと出かける。

 今日は12時から5時まで個室でおしゃべりランチのパーティプランにしてみた。
 夏に肝転移が見つかったTさんが初参加。私と同じハーセプチンとナベルビンの治療を、私より1ヶ月ほど前から開始されている。
 最初に現れた彼女と副作用の話に花が咲く。やはり足は攣るし、背中などの筋肉痛が酷い、とのこと。やっぱり!と、お互いに何となくほっとしあう。

 5人が揃ってまずは乾杯。最初は「5時間いられるけれど、まあ途中でお開きにしても・・・」と言っていたのに、各々近況報告やらもろもろの話であっという間に5時間経過。
 途中で、部屋にあった最新カラオケ装置まで試してしまい、これまでとはちょっと趣向が変わり楽しかった。それにしても私はカラオケには10年以上行っていないことが判り、いまどきの機械にびっくりする。『あの頃、この頃』と年代や自分の年と性別をタッチパネルで触るだけでどんどん曲が出てくるのには恐れ入った。それでも昔の本形式のほうがいいね、と言いあったりして、同年代のメンバーにほっとする。合唱をやってはいた、といっても全然息も声も続かなくて情けなくも恥ずかしい限り。
 5時ちょうどに「延長なさいますか。」との連絡があり、まだまだ話は尽きないけれど・・・と、とりあえず次回の日程を決めてお開き。
 それにしても皆それぞれいろいろ背負っていて、それでも治療のこと家のこと、本当に頑張っているよな、といつもながら励まされる。

 Sさんには素敵な香りのハンドクリームを頂き、Tさんからはお伊勢詣りをされてきた、ということでお土産におみくじ入りの招き猫の置物を頂く。その場でみんなで開けてみると、4人とも運勢は「吉」。私は中でも「病気:安心して治療せよ」だった。他にはいろいろ厳しいことも書いてあったけれど、とにかく良いことを信じて頑張らねば。
 私が頂いた銀の鈴をつけたグレーの猫だけが右手で招いていた。これはお金とのご縁だそうで、他の3人は左手で人とのご縁。両手で招いているものもあり、それは人とお金と両方のご縁、とのこと。(帰宅して「招いている手によって意味が違うのよ。」と自慢気に話したら、息子から「え、知らなかったの?僕は“お母さんと一緒”の歌で、前から知っていたよ。」とのこと、でちょっとがっかり・・・。)

 地下鉄に乗り、利用している私鉄のターミナル駅まで行き、Sさんと別れる。なんと人身事故があったばかり。全く復旧の見込みが立たないと言われる。仕方なくデパートで買い物をして時間をつぶし、30分ほどしてから再度駅の様子を伺うと、まもなく運転開始とのこと。最初に動き出した電車には混雑でとても乗れず、次々発の各駅停車に乗る。途中で何度も止まり、急行やら特急やらの待ち合わせをし、6時半過ぎには余裕で帰宅の予定が最寄り駅に辿り着いたら既に8時を回ってしまった。
 夫が夕食の用意をしておいてくれたので、お詫びかたがた夫と息子の好みのケーキを買って帰った。

 次回のクリスマス会兼忘年会までメンバーの健康と治療の奏功を祈りつつ、またこうして元気に集えたことに改めて感謝の一日だった。

 


コメント
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