今朝も、冷え込んだ。昨日と打って変わって今にも泣き出しそうな空だったけれど、家を出るときはまだ降っていなかった。この前のことがあるので、玄関で折りたたみ傘を持った。電車は若干遅れていたが、乗り換えはセーフで間に合い、いつもどおりの到着。病院の最寄り駅では既に雨が降り出しており、傘を持ってきて良かった、とほっとする。
採血の受付に10分ほど待ったが、20人待ちでスムーズに流れていた。今日は白血球のチェックだけなので1本の採取。内科受付後30分ほどで診察室に入った。
「先週は?」と聞かれ、「金曜日の午後からはやはり調子が悪かったです。だるくて上半身がバキバキと痛み、横になりたい感じでした。土曜日の後半あたりから持ち直して日曜日にはほぼ元気になりました。当日と翌日は眠れませんでした。寝不足もあって週末調子が悪かったのかもしれません。」とお答えする。先生がおっしゃるには「眠れないのはステロイドのせいでしょうが、今でも一番小さな点滴用のバイアルなので、半分にしたらもう使っていないも同じ。ナベルビンはあまり吐き気が出ない薬だけれど、全くなしにすると、だるくて気持ち悪くて、では辛いでしょう。セロトニン拮抗薬はジェネリックでも数千円するけれど、ステロイドは数百円なので、出来れば少ない量でもステロイドを吐き気止めで使ったほうがいい。」とのこと。セロトニン拮抗薬では便秘が酷かったのでステロイド続投で納得。今日は白血球が3800あり、無事に投与ゴーサインが出る。
予定通り2投1休で、来週はお休みでよいとのこと。「どうしても毎週ハーセプチンが打ちたい、ということならそれでも良いが、ハーセプチンとナベルビンの相乗効果を考えると、ナベルビンのお休みの週にハーセプチンを投与する意義はどうかと思う。ナベルビンは血液中に残る期間が長いので」とのこと。来週は通院をお休みにして、月末の日曜日はインフルエンザ予防注射を予約していることもお話した。次回予約は12月1日だ。ここで腫瘍マーカーをチェックしナベルビン5クールの1回目、その翌週に5クールの2回目。15日は通院をお休みして、22日にレントゲン撮影と6クール1回目で今年の治療納めの予定だ。
処置室に声をかけてから夫に「今日は投与OK」メールを入れ、廊下で待つ。30分ほど待ってベッドで針刺後、唯一空いた点滴椅子を確保。今日は11時過ぎには無事点滴が開始。
ハーセプチン、デキサート、ナベルビン、生理食塩水の4本で終了は2時少し前。会計後、外に出るとまだ霧雨が降っていた。今日の病院滞在時間は5時間強で済んだ。きわめて順調。
おかげで駅ビルのランチタイムに間に合い、ゆっくり食事ができた。
乗換駅のフラワーショップでスターチスの濃い紫が綺麗だったので買い求め、帰宅した。
今日は2冊読めた。
1冊目は堤未果さんの『報道が教えてくれない アメリカ弱者革命』(新潮文庫)。
「ルポ 貧困大国アメリカ」は岩波新書でかつて読んでおり、面白かったので手に取った。「豊かなはずの超大国アメリカに貧困生活を送る人、医療費が払えず破産する数多の人がいる。貧しさゆえに戦場に送られ、心身に深い傷を負う若者がいる。そんな現状を打破すべく立ち上がった『弱者』たちがいたー。進み続ける彼らに寄り添い、希望の灯を探す若きジャーナリストの心の旅路」という裏表紙にある。一気読みした。今の生活では願うべくもない大学に行ける、と信じて徴兵される高校生たち、そしてあっという間に捨て駒にされホームレスになる帰還兵たち。息子を亡くした母親たちの心の叫びに胸が潰れそうな思いだ。やはり戦争は絶対にダメなのだ。
2冊目は佐藤優さんの「インテリジェンス人間論」(新潮文庫)。『権力者はだから面白い。秘話満載の異色人物論集 古今20余人の精神構造を丸裸!』という帯。「外交において、主に秘密裏に行われる情報活動を「インテリジェンス」と呼ぶ。」解説の香山リカさんと同じく、私も外務省時代対ロシア問題におけるインテリジェンスのプロフェッショナルであった佐藤さんの著作を読むまで知らなかった。外務省のラスプーチンと呼ばれた氏ならではの圧倒的な筆力にまたまた圧倒されて、これまた一気呵成に読んだ。
11月も折り返し地点を過ぎた。年内の治療計画も決まり、いよいよ2010年もカウントダウンだ。
最寄り駅もすっかりクリスマスの飾りつけが整った。青と白のイルミネーションが美しい。
採血の受付に10分ほど待ったが、20人待ちでスムーズに流れていた。今日は白血球のチェックだけなので1本の採取。内科受付後30分ほどで診察室に入った。
「先週は?」と聞かれ、「金曜日の午後からはやはり調子が悪かったです。だるくて上半身がバキバキと痛み、横になりたい感じでした。土曜日の後半あたりから持ち直して日曜日にはほぼ元気になりました。当日と翌日は眠れませんでした。寝不足もあって週末調子が悪かったのかもしれません。」とお答えする。先生がおっしゃるには「眠れないのはステロイドのせいでしょうが、今でも一番小さな点滴用のバイアルなので、半分にしたらもう使っていないも同じ。ナベルビンはあまり吐き気が出ない薬だけれど、全くなしにすると、だるくて気持ち悪くて、では辛いでしょう。セロトニン拮抗薬はジェネリックでも数千円するけれど、ステロイドは数百円なので、出来れば少ない量でもステロイドを吐き気止めで使ったほうがいい。」とのこと。セロトニン拮抗薬では便秘が酷かったのでステロイド続投で納得。今日は白血球が3800あり、無事に投与ゴーサインが出る。
予定通り2投1休で、来週はお休みでよいとのこと。「どうしても毎週ハーセプチンが打ちたい、ということならそれでも良いが、ハーセプチンとナベルビンの相乗効果を考えると、ナベルビンのお休みの週にハーセプチンを投与する意義はどうかと思う。ナベルビンは血液中に残る期間が長いので」とのこと。来週は通院をお休みにして、月末の日曜日はインフルエンザ予防注射を予約していることもお話した。次回予約は12月1日だ。ここで腫瘍マーカーをチェックしナベルビン5クールの1回目、その翌週に5クールの2回目。15日は通院をお休みして、22日にレントゲン撮影と6クール1回目で今年の治療納めの予定だ。
処置室に声をかけてから夫に「今日は投与OK」メールを入れ、廊下で待つ。30分ほど待ってベッドで針刺後、唯一空いた点滴椅子を確保。今日は11時過ぎには無事点滴が開始。
ハーセプチン、デキサート、ナベルビン、生理食塩水の4本で終了は2時少し前。会計後、外に出るとまだ霧雨が降っていた。今日の病院滞在時間は5時間強で済んだ。きわめて順調。
おかげで駅ビルのランチタイムに間に合い、ゆっくり食事ができた。
乗換駅のフラワーショップでスターチスの濃い紫が綺麗だったので買い求め、帰宅した。
今日は2冊読めた。
1冊目は堤未果さんの『報道が教えてくれない アメリカ弱者革命』(新潮文庫)。
「ルポ 貧困大国アメリカ」は岩波新書でかつて読んでおり、面白かったので手に取った。「豊かなはずの超大国アメリカに貧困生活を送る人、医療費が払えず破産する数多の人がいる。貧しさゆえに戦場に送られ、心身に深い傷を負う若者がいる。そんな現状を打破すべく立ち上がった『弱者』たちがいたー。進み続ける彼らに寄り添い、希望の灯を探す若きジャーナリストの心の旅路」という裏表紙にある。一気読みした。今の生活では願うべくもない大学に行ける、と信じて徴兵される高校生たち、そしてあっという間に捨て駒にされホームレスになる帰還兵たち。息子を亡くした母親たちの心の叫びに胸が潰れそうな思いだ。やはり戦争は絶対にダメなのだ。
2冊目は佐藤優さんの「インテリジェンス人間論」(新潮文庫)。『権力者はだから面白い。秘話満載の異色人物論集 古今20余人の精神構造を丸裸!』という帯。「外交において、主に秘密裏に行われる情報活動を「インテリジェンス」と呼ぶ。」解説の香山リカさんと同じく、私も外務省時代対ロシア問題におけるインテリジェンスのプロフェッショナルであった佐藤さんの著作を読むまで知らなかった。外務省のラスプーチンと呼ばれた氏ならではの圧倒的な筆力にまたまた圧倒されて、これまた一気呵成に読んだ。
11月も折り返し地点を過ぎた。年内の治療計画も決まり、いよいよ2010年もカウントダウンだ。
最寄り駅もすっかりクリスマスの飾りつけが整った。青と白のイルミネーションが美しい。