あっという間にに9月です。連日、工事現場と自宅または仕事場の間を土運びで往復していたり、お納めすべき狐の型抜きや素焼きに明け暮れる毎日で、更新するのをうっかりしていました。
この数日いくらか過ごしやすい天気になってきているのでやっと秋らしくなったのかと思います。
わが家の朝顔の花の青みが真夏よりも深い青になってきているのが余計にそう感じさせてくれます。画像だと発色がよすぎるのですが、実際はもう少し藍色ががった落ち着いた青です。
「ゆく夏」とか「ラストサマー」とか素敵な言葉を耳にしますが、我が身のこの夏は「こんなのはじめて」と思うくらい厳しい夏でした。みっともないことを話してしまいますが、納品をしていたお店からの代金の支払いが滞っていたのでお金がない。困ってしまい、食べたいものも食べられず、どこへも行けず、ただただ土いじりに集中していたという感じです。もちろん十五夜さんや仕事場の周りのの猫さんたちにひもじい思いをさせたくないので、猫さんたちのご飯だけは自分の空腹を我慢して買ってきていました。こんな夏だったので、これまで当然のように享受していた夏の里山、夏の川、田圃とカエルの鳴き声を訪ねることもできませんでした。暑さのピークでのこうしたひもじさというのはきつかったです。
その後やっと支払われたのですが、臆病というのか、感情がうつろになってしまったというのか、お金を使うのも怖くなってどこにも出かけていません。ああこうしているうちに9月。これから例年のように忙しさも本格的になっていきます。

冷房のため締め切っていることの多かった十五夜さんの部屋も窓を開けていられることが増えてきました。そとの空気や匂いは十五夜さんのためにも居心地のいいものだろうと思います。猫サラダの種を蒔いたのがまだ食べ頃にならないので、鉢植えのを買ってこようと思います。