買ってきたおはぎをお供えして、ひとりで送り火をしました。今年はあんまりしっかりとしたお供えをする余裕がなかったのでご先祖様たちにもお気の毒な感じがしています。
母が盛り篭は高いから買うな、花も安いのを買えと、自分で動かないくせにいろいろうるさいので、花はひと束¥200以下の菊の花だけ買ってきて、植木のミソハギとききょうを切って添えただけ。お供えも迎え盆の日に買ってきたおはぎとサクランボと今日買ってきたおはぎだけです。「来年はもう少しお供えのグレードを上げますね。」とひとりごとを言いながらの送り火でした。
そういえば、使っている焙烙は数年前スーパーで間に合わせた大量生産品のものなのですが、本来は東京で使う焙烙は今戸焼製なんです。今では今戸焼の焙烙を作っているのは葛飾区青砥の内山さんだけになってしまったのではないでしょうか?時代とはいえ、さびしいものですね。