おはようございます。秋分を過ぎ、今日から日一日と昼の時間が短くなります。年末はすぐ。
生き生き箕面通信302(090924)をお届けします。
・協調外交強調は「幻想」という落とし穴
鳩山外交は、オバマ米大統領と信頼関係を築く「協調」で一致したと、今朝の新聞は一斉に報じています。同じようにオバマさんと胡錦涛・中国国家主席との米中会談も「協調」で一致だそうです。これらの報道の陰で見えてきたことは、「懸案事項の先送り」です。そしてもうひとつ、「国連外交」の重要性浮上です。
鳩山・オバマ会談では、最初から予定されていたことですが、沖縄・普天間基地の移設、インド洋での給油活動からの撤退は踏み込むことはなく、今後に持ち越されました。11月下旬にオバマさんが訪日する予定ですから、それまでに一定の結論を堕さなければなりませんが、普天間基地の辺野古への移転問題を「政権公約(マニフェスト)に書いてありますから、アメリカの要望には応じられません」といえるかどうか。いえる場合には、対案を提示しなければ、会談自体が成立しませんが、果たして対案を出せるのか。鳩山外交の真価はまさにそのときに試されます。
世界的には、地球温暖化、核不拡散、テロ対策、経済危機などが目の前に迫っていますが、これらも「協調して解決しよう」とお題目を唱えるだけでした。
注目されたのは、オバマさんが「アメリカ一国主義」を改め「国連重視」を打ち出したことです。アメリカ一国では解決できないことを認めたのです。つまり「パックス・アメリカーナ」の終焉です。
国連の重みが増してきました。しかし、国連では主要各国が「妥協の精神」で臨まなければたちまち暗礁に乗り上げます。問題はここですよね。妥協できるか。それこそが「協調の真価」ですが、協調を強調した今回の世界の首脳たち、頼みますよ。
生き生き箕面通信302(090924)をお届けします。
・協調外交強調は「幻想」という落とし穴
鳩山外交は、オバマ米大統領と信頼関係を築く「協調」で一致したと、今朝の新聞は一斉に報じています。同じようにオバマさんと胡錦涛・中国国家主席との米中会談も「協調」で一致だそうです。これらの報道の陰で見えてきたことは、「懸案事項の先送り」です。そしてもうひとつ、「国連外交」の重要性浮上です。
鳩山・オバマ会談では、最初から予定されていたことですが、沖縄・普天間基地の移設、インド洋での給油活動からの撤退は踏み込むことはなく、今後に持ち越されました。11月下旬にオバマさんが訪日する予定ですから、それまでに一定の結論を堕さなければなりませんが、普天間基地の辺野古への移転問題を「政権公約(マニフェスト)に書いてありますから、アメリカの要望には応じられません」といえるかどうか。いえる場合には、対案を提示しなければ、会談自体が成立しませんが、果たして対案を出せるのか。鳩山外交の真価はまさにそのときに試されます。
世界的には、地球温暖化、核不拡散、テロ対策、経済危機などが目の前に迫っていますが、これらも「協調して解決しよう」とお題目を唱えるだけでした。
注目されたのは、オバマさんが「アメリカ一国主義」を改め「国連重視」を打ち出したことです。アメリカ一国では解決できないことを認めたのです。つまり「パックス・アメリカーナ」の終焉です。
国連の重みが増してきました。しかし、国連では主要各国が「妥協の精神」で臨まなければたちまち暗礁に乗り上げます。問題はここですよね。妥協できるか。それこそが「協調の真価」ですが、協調を強調した今回の世界の首脳たち、頼みますよ。