生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信298 ・どうした民主党、経済政策、雇用対策が聞こえてこないぞ

2009-09-20 07:25:46 | 日記
おはようございます。花水木がすでに紅葉しまもなく散り始めます。
生き生き箕面通信298(090920)をお届けします。

・どうした民主党、経済政策、雇用対策が聞こえてこないぞ
 新閣僚がさっそうと登場し、それぞれはなばなしく第一声をあげました。

 ・岡田克也外相=核密約調査結果を11月末までに出すよう命令
 ・長妻昭厚労相=後期高齢者医療制度の廃止を明言
 ・前原誠司国交相=八ツ場ダム、川辺川ダムの建設中止を明言
 ・菅直人国家戦略相ら=閣僚委員会で前政権の補正予算を見直し

 矢継ぎ早の指示、命令が出され、官僚は対応に右往左往の様子が伝えられています。「日本丸」は鳩山船長のもと一見、順風満帆の船出のように見えます。政権公約(マニフェスト)は有権者との契約ですから、直ちに実行に移すべきものであり、粛々と着手しました。それはそれでいいのですが、大事なことでまだ見えてこない、聞こえてこないことがあり、非常に気がかりです。

 それは、経済政策と雇用対策です。世界が注目しているのは、そして私たちの生活に極めて大きな影響を持つのは、経済政策であり、雇用対策でることは、どなたもが承知していることです。ぼくも新政権発足直前の16日に「『働く場の確保』に全力を」(箕面通信294号)と訴えて以来、今か今かと注目しているのですが、出てきません。

 選挙中から自公に「民主党には成長戦略がない」と批判され、マニフェストにもろくな経済政策はありませんでした。民主党は「子ども手当てなどで消費が拡大するので、これが経済対策だ」などと苦しい反論をしていました。選挙中から危惧されていたことであり、民主党の首脳部もそれはよく分かっていることでしょう。だけど、有効な政策を打ち出せないのが実情なのではないでしょうか。欧米諸国も四苦八苦しています。

 21世紀初頭の地球は、人類が大転換期に直面しているのですから、そう簡単に処方箋を書けるわけがないともいえます。

 それだけに、「これからの宇宙船地球号はどこへ向かうのか、向かうべきなのか」を深く思索し、透徹した洞察力で方向性を探り充てることが喫緊の課題です。ここに集中したエネルギーを注ぐ必要があるはずです。そうした動きが見えてこない、聞こえてこないことが不安です。国家戦略局(室)はここにこそ焦点を当てるべきですが、菅さんは藤井さんと予算編成権の主導権争いにはまってしまった。予算編成権は本来、財務省の権限ですから、そこに任せて、いままでの欠点は藤井さんのもとで改めたらよろしい。

 目玉の「国家戦略局」は中途半端な存在になりかけています。「開店休業」と揶揄されはじめてのは、ぼくにはいかにも「ザ・ン・ネ・ン」。菅さんには「中長期の”絵”を描いて下さい。そのための知恵を集めるところに手腕を発揮して下さい」とお願いしたい気分です。民主党は「森を見ずに、木に気をとられている」とお節介を焼きたくなり、悶々としています。





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