生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信316 ・オバマ大統領が胡錦涛・中国主席に屈服

2009-10-08 06:24:53 | 日記
おはようございます。近年に無く強い台風18号さんには、心配されたほどの被害も出さずに通過してもらいつつあります。とりあえずよかった。
生き生き箕面通信316(091008)をお届けします。

・オバマ大統領が胡錦涛・中国主席に屈服
 本日の朝刊は台風報道の陰で小さく「チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世が今月末に来日する」と伝えています。鳩山さんはダライ・ラマさん(さん付けにします)に会うでしょうか。

 3日前の5日、ダライ・ラマさんはアメリカを訪れましたが、オバマ大統領は会見を見送りました。米大統領がワシントンを訪れたダライ・ラマさんに会わなかったのは18年ぶりのことだそうです。

 中国は、ダライ・ラマさんの動きに神経をとがらせており、行く先々の要人との会見を阻止する”圧力”を強めています。オバマさんも来月の中国訪問を前に、「配慮した」のでしょうが、これはオバマさんの胡錦涛主席に対する屈服であり、世界の人権擁護への大きなつまずきです。

 中国はいまや米国債の最大の買い手であり、中国が買ってやらなければアメリカの国家予算は回らない情けない状況にあります。ダライ・ラマさんは世界の人権擁護の最大のシンボルでした。アメリカの大統領もそれを意識して会い続けてきたのです。ダライ・ラマさんに会うことが「アメリカは人権を擁護している」とのメッセージを世界に伝え、世界の人権擁護のリーダーとしての旗を立てることができたのです。(もっとも、国内の人権擁護の実態は、あまり自慢できない面も目立ちますが)

 アメリカの下院は一昨日、ダライ・ラマさんに「人権賞」(故トム・ラントス下院外交委員長にちなんで創設)を贈りました。授賞式に出席した共和党の重鎮マケイン上院議員は「ダライ・ラマは生涯にわたり情熱をかけ休むことなく、非暴力により民族自決の権利を擁護してきた」と称賛しました。

 日本は中国の圧力に屈服して、自民党の総理大臣が会うことはありませんでした。鳩山さんにはぜひダライ・ラマさんとの会談を実現してもらいたいものです。