おはようございます。
生き生き箕面通信327(091019)をお届けします。
・アフガンで急務は干ばつ対策――500万人が飢餓線上に
アフガンの国境で活動するペシャワール会の福元満治・事務局長の講演会が昨日18日に、大阪・浪速区民センターで開かれました。100人ほどが参加しました。
中村哲医師が現地で忙しいため、福元氏が日本国内で基金を募る活動などの役割分担をしているのです。もちろん福元氏自信もしばしば現地を訪れ、現地の事情に通じています。
今回は、24キロの水路掘削を中心の話です。「水路を掘り始めたのは、03年3月18日。その翌々日、ブッシュがイラク侵攻を始めました」。
「タリバンとアルカイダは区別すべきです。タリバンは土着の農民でナショナリスト。アルカイダは根なし草で自国を追われた比較的高学歴のインターナショナリスト。タリバンをテロリスト対策で攻撃するというなら、ほぼ全国民を殺さなければならないことになります」
「アフガンでは清潔な水がないために泥水を飲まざるを得ない子どもたちが病気になって苦しんでいる。食べ物もなく、500万人が飢餓線上にあります。アフガンで必要なのは、食べ物と水です。軍事では解決しない」
福本さんが強調したのは、「水を引き、農作物を作って、食べ物が手に入れば、テロリストになる人はほとんどいない」ということです。
「日本は、まだ好意を持たれている。『広島・長崎で原爆の被害を受けた国』ということも知られています。アメリカは数年以内に撤退せざるを得ないでしょう。急務なのは、水を引き、農地を回復して食べ物を自給できるようにすることです。もともとアフガンは食料は自給できる農業国家だったのです」
日本の援助も、単にテロ対策という軍事ではなく、国の自立対策としての民生支援、とくに水路復活を中心にすべきだと確信しました。
生き生き箕面通信327(091019)をお届けします。
・アフガンで急務は干ばつ対策――500万人が飢餓線上に
アフガンの国境で活動するペシャワール会の福元満治・事務局長の講演会が昨日18日に、大阪・浪速区民センターで開かれました。100人ほどが参加しました。
中村哲医師が現地で忙しいため、福元氏が日本国内で基金を募る活動などの役割分担をしているのです。もちろん福元氏自信もしばしば現地を訪れ、現地の事情に通じています。
今回は、24キロの水路掘削を中心の話です。「水路を掘り始めたのは、03年3月18日。その翌々日、ブッシュがイラク侵攻を始めました」。
「タリバンとアルカイダは区別すべきです。タリバンは土着の農民でナショナリスト。アルカイダは根なし草で自国を追われた比較的高学歴のインターナショナリスト。タリバンをテロリスト対策で攻撃するというなら、ほぼ全国民を殺さなければならないことになります」
「アフガンでは清潔な水がないために泥水を飲まざるを得ない子どもたちが病気になって苦しんでいる。食べ物もなく、500万人が飢餓線上にあります。アフガンで必要なのは、食べ物と水です。軍事では解決しない」
福本さんが強調したのは、「水を引き、農作物を作って、食べ物が手に入れば、テロリストになる人はほとんどいない」ということです。
「日本は、まだ好意を持たれている。『広島・長崎で原爆の被害を受けた国』ということも知られています。アメリカは数年以内に撤退せざるを得ないでしょう。急務なのは、水を引き、農地を回復して食べ物を自給できるようにすることです。もともとアフガンは食料は自給できる農業国家だったのです」
日本の援助も、単にテロ対策という軍事ではなく、国の自立対策としての民生支援、とくに水路復活を中心にすべきだと確信しました。