おはようございます。ぎんなんがポタポタと落ち始めていました。
生き生き箕面通信322(091014)をお届けします。
・立花隆の「小沢一郎の研究」は不出来
文藝春秋11月号に立花隆氏の「小沢一郎『新闇将軍』の研究」が掲載されていますが、中身は「ん?」です。もっぱら「密室政治」の政治手法をやり玉にあげているだけで、肝心なことには全く触れていないのです。
肝心なことというのは、政治家としての内容です。小沢が「何をしてきたのか」を分析し、その結果と最近の言行を踏まえて「何をめざそうとしているのか」を、立花流の切り口で示すべきでした。それを全く欠いた政治家の評論と言うのは、肩書きにあった「評論家立花隆」の名が泣くというものではないでしょうか。
立花氏は、200人を超えるとされる小沢グループがその圧倒的な数で”不気味”な存在である。来年の参院選後はさらに増えて、あたかもヒトラーの登場のような薄気味悪さを感じると書いています。小見出しを拾ってみても、「田中派をしのぐ巨大な集団」「『女たらしの男』みたいに操縦」「政党助成金173億円を握る」「『闇将軍』の正体」などとなっています。政治信条や理念の類いは本当に無視してしまっています。
立花氏は、小沢に対する世の評価が真っ二つに分かれることに関連して、「で、私の評価はというと、実はそれほど低いものではない。政治家としては、なかなかの政治家と思っている」と記しています。しかし、それは政治理念や哲学の面からは言及しない。「小沢の歴史を振り返っておく」という前置きがある部分もあるのですが、ただ、権力闘争の軌跡を追っているだけです。
ぼくは、「密室政治」のやり方は排すべき、改めるべきだと思います。しかし、小沢に期待しています。なぜか。大きな世界を見る目を磨いてきており、いまや確信にまで高まってきていると見ています。とくに「国連中心主義」を高く評価しています。ぼくも、国連のPKO(平和維持活動)には積極的に参加すべきであり、必要な場合はPKF(平和維持軍)の派遣にも積極的に取り組むべきと考えます。
小沢はいま、黙して語らず。それは、ただでさえややこしいヨチヨチ歩きの新政権、そこへさらに2元政治風の波風を立てる必要は避けたほうがいい。どうせしっちゃかめっちゃかになれば、自ずから小沢の出番になります。小沢は丁寧に説明することが下手。いままでも随分丁寧に説明してきたはずですが、説明すればするほど誤解が強まるという経験が多く、すっかり嫌気が差しているように見受けます。マスコミ側がもっときちんと受け止めるだけの力量があれば、いま面白い展開がみられるはずなのですが、残念です。こういう見方は甘いでしょうか。
生き生き箕面通信322(091014)をお届けします。
・立花隆の「小沢一郎の研究」は不出来
文藝春秋11月号に立花隆氏の「小沢一郎『新闇将軍』の研究」が掲載されていますが、中身は「ん?」です。もっぱら「密室政治」の政治手法をやり玉にあげているだけで、肝心なことには全く触れていないのです。
肝心なことというのは、政治家としての内容です。小沢が「何をしてきたのか」を分析し、その結果と最近の言行を踏まえて「何をめざそうとしているのか」を、立花流の切り口で示すべきでした。それを全く欠いた政治家の評論と言うのは、肩書きにあった「評論家立花隆」の名が泣くというものではないでしょうか。
立花氏は、200人を超えるとされる小沢グループがその圧倒的な数で”不気味”な存在である。来年の参院選後はさらに増えて、あたかもヒトラーの登場のような薄気味悪さを感じると書いています。小見出しを拾ってみても、「田中派をしのぐ巨大な集団」「『女たらしの男』みたいに操縦」「政党助成金173億円を握る」「『闇将軍』の正体」などとなっています。政治信条や理念の類いは本当に無視してしまっています。
立花氏は、小沢に対する世の評価が真っ二つに分かれることに関連して、「で、私の評価はというと、実はそれほど低いものではない。政治家としては、なかなかの政治家と思っている」と記しています。しかし、それは政治理念や哲学の面からは言及しない。「小沢の歴史を振り返っておく」という前置きがある部分もあるのですが、ただ、権力闘争の軌跡を追っているだけです。
ぼくは、「密室政治」のやり方は排すべき、改めるべきだと思います。しかし、小沢に期待しています。なぜか。大きな世界を見る目を磨いてきており、いまや確信にまで高まってきていると見ています。とくに「国連中心主義」を高く評価しています。ぼくも、国連のPKO(平和維持活動)には積極的に参加すべきであり、必要な場合はPKF(平和維持軍)の派遣にも積極的に取り組むべきと考えます。
小沢はいま、黙して語らず。それは、ただでさえややこしいヨチヨチ歩きの新政権、そこへさらに2元政治風の波風を立てる必要は避けたほうがいい。どうせしっちゃかめっちゃかになれば、自ずから小沢の出番になります。小沢は丁寧に説明することが下手。いままでも随分丁寧に説明してきたはずですが、説明すればするほど誤解が強まるという経験が多く、すっかり嫌気が差しているように見受けます。マスコミ側がもっときちんと受け止めるだけの力量があれば、いま面白い展開がみられるはずなのですが、残念です。こういう見方は甘いでしょうか。