水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

盛岡・6

2005-11-09 23:24:40 | Weblog

今日の正午までで、メイン依頼は終了した。
午後は11年ぶりに会うSさん御夫婦。
YさんがSさんの店まで連れて行ってくれた。
このYさんも6年ぶりに会った(2度目)知人だ。

Sさんは盛岡でも知る人は多いS庵の御主人。
石臼挽き、自家製粉、契約農家の玄蕎麦。
もちろん手打ちなのは、いうまでもない。
決して大きくない店だが知名度は高い。

水は分子量の小さいパイウォーター。
EM・Xを使っているのも大きな特徴だ。
玄米ご飯など健康を積極的に意識している
当然、心を込める事を最優先している。
美味しいだけじゃない蕎麦処なのだ。

ワシはせいろと白雪の二色蕎麦をいただいた。
手打ちでこれほど細い蕎麦は初めてだ。
ワシの三兄は蕎麦食いマニアだ。
ついに自分で打ち始めた。
実に・・・蕎麦に関してはうるさい・・・。
その兄に紹介したら喜ぶだろう。

お互いその後の事をお話した。
まるで11年前に戻ったようだ。
そう喜んでいただいた。
ワシも念願が叶って嬉しいぜ。

メイン依頼主のSさんもこの店の常連さんだった。
人と人の縁は意外と狭い。
範囲は意外と広いのだ。
何処かで繋がる事が多いのだ。

ましてワシのように「縁」のみで繋がっている場合は、
必ずというほど、共通の知り合いがいるものだ。
不思議といえば、不思議。
でも、これは当たり前の法則かもしれんぞ。

「縁」は「円」となる。
そうワシは書かされた事がある。
もう・・・8年前にだ。
その時は、本気でそう思っていなかった。

でも手は勝手に書いている・・・。
ワシよりワシの手が賢い。
つくづく、そう思う。
仕事も手が勝手にしてくれるし・・・。


(本館は 「氣の空間・氣功療法院」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

盛岡・5

2005-11-08 22:55:58 | Weblog

岩手山。
クライアントの家の近くから仰いだ。
裾野が美しいと思った。
どこか浅間山に似ていると感じた。

あの稜線を歩いてみたい。
己が肉体の能力を省みず思った。
ハァハァ言いながら登る。
一歩一歩が確実なのだ。
山登りは確実な上昇が体験できる。

ワシはバカだ。
高いところに登りたがる。
高いところが好きだからではない。
バカだから好奇心があるのだ。

自分が底にいるから周りが観えない。
高いところに登れば観えるかもしれない。
アホだから、高いところに登りたい。
高い地位なんぞ、欲しくない。
そこからの景色が観たいのだ。

好奇心。
生命力から生まれる心だ。
生命力が高いほど、好奇心も高い。
ワシは生命力が旺盛なんだぁ・・・。
バイタリティには見えんがなぁ・・・。

解らないモノに惹かれる。
解らないモノは解らないのに・・・。
本気で解った!というほど高慢じゃない。
解った!というウソは平気でつけるが・・・。
ワシは・・・無駄が好きなのだ。

だから登る。
だから潜る。
だから飛ぶ。
だから歩くのだ。

そして・・出会う。
何かに出会う。
誰かに出会う。
何時かは出会う。

だから歩く。
だから登る。
だから味わう。
だから触るのだ。


(本館は 「氣の空間・氣功療法院」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

盛岡・4

2005-11-07 22:51:35 | Weblog

今回、ワシを依頼してくれたのは、
リサイクルSのSさん。
お蔭様で久しぶりの知人達に会えるのだ。
一度も盛岡に来てないが、知人はいる。

生駒で一緒だった、S庵のSさん。
11年ぶりに会えるだろう。
6年ぶりで会えたのはYさん。
2年ぶりに会う予定のUさん。
8年ぶりのN屋敷のKさんの事は忘れてた。
インドで一緒だったが・・・今回は無理だな。

ワシは社交的ではないが、何となく知人が多い。
メンドウクサガリ屋のワシをフォローしてくれる。
来る者拒まず、去る者追わず。
これって、メンドウクサガリ屋の特徴かもしれない。

だから昼間の依頼が終わった後のフリー時間。
全て埋まった。
ありがたいし、嬉しい。
こういう仕事だ。
厳しい出来事も多いが、嬉しい事も多い。

今回も以前から関わっていた人から連絡があった。
ワシは観たくない先が観えてしまう事がある。
だが無能力者のワシの事だ。
間違いだらけのワシの事だ。
自分の感覚なんて信用できない。
間違いだと願っていた・・・。
だが・・・残念な結果の報告だった。

引きずって仕事は出来ない。
背負ってプロの仕事は出来ない。
切り替えだけはプロの能力として合格している。
いつでも目の前のクライアントが相手だ。

ワシはノーテンキだから続けられる。
ノーテンキだから知人が続く。
ノーテンキだからラッキーに出会う。
ノーテンキだけど、少しはシンドイ時もある。


(本館は 「氣の空間・氣功療法院」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

盛岡・3

2005-11-06 23:33:41 | Weblog

高三のバイク一人旅。
国道四号線、太平洋側を南下。
相変わらず、トラックにあおられる。
こ、怖いよう・・・。
そして岩手から宮城に入った。

仙台市に入って、びびった。
片道4車線もあるのだ。
ド田舎から出てきたのだ。
ボ、ボク、何処を通ればいい?

きっと、見ていられなかったのだろう。
白バイが並走してくれた。
あの時のおまわりさん、ありがとう。
ワシは警官だからといって差別はしない。

あれから幾星霜・・・。
輝く美少年はスケベなオッサンになった・・・。
荒んだ人生があったのだろう・・・。
例えば・・・イキナリ氣功師になったとか・・・。

次ぐ年も東北に入った。
十八の夏、初めて北海道に渡った。
厚岸郡浜中町嶮暮帰島に住む変人に会いに・・・。
そして大館・・・。
その後の記憶が無い。

更に二年後。
秋田、男鹿半島に行った。
これも一人旅。
民宿で地元の青年団と一緒に酒を飲んだ。
だが、その後の記憶が無い・・・。

翌年は友人とドライブした。
南部鉄のお土産を買った記憶がある。
だが盛岡市ではなかった。
こうして盛岡は一度も訪れる事が無かった。


(本館は 「氣の空間・氣功療法院」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

盛岡・2

2005-11-05 23:34:11 | Weblog

岩手は平泉に記憶がある。
中尊寺で撮った写真がある。
金色堂という名前だけ憶えている。
アホだけが取り柄の高三だ。
寺院に興味があるわけがない。

今なら観る事がある程度できるだろう。
今回は観光の余裕はない。
だが、また来る時はある。
その時が愉しみだ。
毎年愉しみが増える・・・。

この雑記は基本的に日常ネタや時事ネタを書かない。
だが「固い決心」というモノはワシの辞書には無い。
何よりも・・・辞書が無い・・・。
辞書は無いが、例外は有る。
例外なんて、幾つも有るぜ。
(そ、それって、威張れねぇと思う・・・)

実は・・・今日はワシの誕生日だ。
かろうじて、本妻は憶えていてくれた。
バースディ・メールが届いた。
だが多くの愛人達からは誰もくれない・・・。
日頃のワシの行いの賜物だ。
(賜物の使い方が間違っている・・・)

だが偶然なラッキーは常にある。
というか・・・
ワシの場合は偶然やマグレしかない。
ここ盛岡で御馳走を受けた。
初めての盛岡冷麺。
知る人ぞ知る美味しい店らしい。

ハッピーバースディ・ツゥー・ミー。
心の中で、冷麺をケーキに見立てた。
今まで、ありがとう。
我が肉体。
ロクデナシの心に付き合ってくれて・・・。

ありがとう。
多くの知人や友人や愛人。
縁のあったクライアント。
そして本妻と子供達と親兄弟達。
ロクデナシのワシに付き合ってくれて・・・。

ありがとう。
目に見える全てのもの。
目に見えない、全てのモノ。
今日は嬉しい日だ。

これからもロクデナシを修正する気は無い。
それでも、よろしくお願いしますね。


(本館は 「氣の空間・氣功療法院」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

盛岡・1

2005-11-04 21:21:19 | Weblog

盛岡第一日目。
ワシの住む所から600キロ以上離れている。
だが、新幹線乗り継ぎ含め3時間で着いた。
いいのか? そんなに急いで・・・。 
午前中から治療が始められた。

岩手に来た事は何度かある。 
最初は高校三年生の夏だ。
最初の一人旅となった東北一周。
小さなオートバイで周った。
 
紅顔の美少年。
日本海側を北上。
松林の海岸道路。
風を切って走るバイク。
(い、いや、実際とかなり違う・・・)

二輪免許をとって初めての遠出だ。
緊張はあるが、余裕はない。
金はないが、時間はあった。
シェラフ(寝袋)を積んだ旅だった。
おおよそ、一週間。
初めての一人旅。

当時はトラック・ダンプが強かった。
交通規制なんぞ知ったことかぁ!
スピード違反なんて常識・・・。
フラフラ走るバイクは脅されっぱなし・・・。
あおられて、怖かったなぁ・・・。

バス停で一夜を過ごす。
結構そういう仲間がいたものだ。
だから、空いているバス停を探すのだ。
夜中も多くの車は走っている。
特にトラックが多い。
その車の騒音の中で眠るのだ。

そうして新潟から山形。
そして秋田。
(・・・青森の記憶が無い・・・)
そして、岩手。
が・・・盛岡に来た事は無かった。


(本館は 「氣の空間・氣功療法院」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いち・3

2005-11-04 21:19:42 | Weblog

市。
多くの人が集まる所。
人は群れる。
群れたがる。

一の人。
一人。
一人では位置が判らない。
不安になる。
そして群れる。
市となる。

守る人がいる。
守ってくれる人がいる。
支える人がいる。
支えてくれる人がいる。
それらが集まって市となる。

心は不安なのだ。
誰でも心は不安なのだ。
不安で創られているからだ。
何故なら・・・心は幻だから。

心があるなら
不安がある。
だから
愛もある。
その不安は優しいぜ。

大丈夫。
不安でも大丈夫。
不安だから大丈夫。
何処かで守ってくれる。
お互い様だもの。

市の中には、不安が沢山。
市の中には、優しさが沢山。
だから、人は、群れる。
群れは、村を創る。

強い人はいない。
強がる人はいる。
それだけだ。
みんな
不安で
優しいぜ。



(本館は 「氣の空間・氣功療法院」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いち・2

2005-11-02 19:12:24 | Weblog

位置・ポジション。
多くが勘違いしている。
位置は自分が自分を知る為にある。
他からの評価や他との比較は関係ないのだ。

オトコは感覚で知っているはず・・・。
い、位置が悪い・・・。
位置がズレている・・・。
これは他人には関係ない・・・。
オナゴにもあるのだろうか?

ワシは組織に勤めた経験が無い。
ワシは嫌っていないのだが・・・。
組織はワシタイプは使い難いようだ。
ワシ・・・役立たずではないのになぁ・・・。
ちょっと、口が滑るだけなのになぁ・・・。
ちょっと、上に逆らうだけなのになぁ・・・。
組織って、ケツの穴が小せぇ・・・。

仕方が無いので、ワシはマンガやTVなどで勉強した。
「組織における位置に関する考察」
サラリーマン金太郎。
「位置がナンボのもんじゃぁ~!」
金太郎は、少し特殊なようだ・・・。

課長 島耕作。
そうかぁ・・・
会社に入るとオフィスラブが待っているのかぁ。
出向すると、現地妻が待っているのかぁ・・・。
今から入社させてくれんかのぉ・・・。

組織における位置の意味はワシには理解でけん。
オトコは、もっと大きな場所に出なければ・・・。
と、いうわけで海に出航。
早速・・・迷う・・・。

大海原における位置の確認。
そう、これが位置の意味だ。
自分が自分の場所を知る。
サカナも他の船も関係ない。

位置は自分を知る事。
そこから、何処を目指すのか知る事。
真っ暗闇の中で位置を知る。
とても大切な事だと思うぞ。
位置を知れば、目指す方向がわかる。


(本館は 「氣の空間・氣功療法院」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いち・1

2005-11-01 23:58:01 | Weblog

一の1で11月だ。
「いい月」だし「いいツキ」だ。
特に・・・5日がいいぞ。
い、いや、何となくだけど・・・。

一は「はじめ」。
そして「すべて」。
いつでも「始まり」。
いつまでも「初めて」。

以前、書道家の莫山先生の随筆を読んだ。
「一」を何枚も何年も書き続けている。
(確か・・・「女」も・・・)
今になって「一」「女」を書き続ける事。
少しだけ、解る気がする。
(書くというより、描く、なのかもしれない)

「一」を書くのは難しいのだ。
(そして「女」を書くのも)
「一」や「女」は深いモノなのだ。
(ちなみに男は浅く軽い出来損ないだぜ)

深さに気づいた者達。
畏れに気づいた者達。
それらの一部を表現しようとした者達。
彼等は「(ホンモノの)芸術家」とよばれる。

「深さ」には「光」が観えるものだ。
だから「光」無き「芸術」はありえない。
どんなに優れた表現であっても。
それらは「浅い」芸術モドキなのだ。
「浅い」ものは「闇・暗」がある。

この世の仕組みはヒネクレているのだ。
「光」は深いところにある。
「闇」は浅いところにある。
だから、人生は面白い。
愉しみは「深い」ところにある。

なかなか治らぬ病。
深い病。
それらには「光」が必ずあるものだ。
「光」は幸せを連れてくる。

浅い病は「闇」となる。
深い病は「光」となる。
この世の仕組みを創ったグレちゃん。
本当に優しいと思うぜ。


(本館は 「氣の空間・氣功療法院」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする