人類皆平等。
本妻愛人変人を差別しない。
平和は人類以外を大切に。
自由は縛らない事だ。
そういう珠玉の言葉を実践する。
ワシの愛人観はこうして出来た。
ワシが唯一誇れるものだ。
とても尊いものである。
愛人達に上下はない。
順位もない。
ただし何か印がないと混同する。
そこでアルファベットを使用した。
愛人A、愛人B、愛人Cなどだ。
ただしあくまで平等だ。
ABDDは入れ替え制だ。
ワシがその時の独断と偏見で決める。
(そ、それって、平等じゃないじゃん・・・)
会う頻度だけではないが、双方の思いの混同率による。
(尚更、わけがわかんねぇ・・・)
例えば・・・
現在急浮上したのが愛人C。
イキナリ、ワシの唇を奪ったオナゴだ。
しかも何度も何度も・・・。
ワシは相手がオナゴなら基本的に嫌がらない。
挙句にワシに勝手に乗ってくる。
(ワシから勝手に乗っかる事はないぞ)
「この娘、ここまで思っているのだから、
水上さんの愛人に加えて」
年齢は30歳との事。
ワシに異存は無い。
こうして愛人Cは堂々と愛人の振る舞いをする。
愛人皆平等。
だから競争も比較も無い・・・はずだ。
だが心は例外だらけで創られている。
愛人Dや愛人Eは少し複雑な心境らしい。
「なんで私より前なのよ・・・」
う~m・・・。
でもね、ワシはケモノも妖怪も差別しないのだ。
姿形で判断しないでくれ、愛しい人達よ。
愛人Cがダックスフンドというだけで・・・。
(本館は 「氣の空間・氣功療法院」