水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「迷解剣客商売・49」

2011-06-18 19:31:01 | Weblog


今日の独善ひとこと・・・

東京へ治療。
8時に出て、5時に帰ってきた。
新幹線で一時間ちょっとだ。
希望者がいたら、数時間は出来たなぁ・・・


「迷解剣客商売・49」

武士が民を統括していた時代だ。
政治行政司法を武士という心の小さい男達が司っていた。
もちろん人は様々だ。
武士といえど、広い(やわらかい)心の持ち主だっていた。
だが、基本的に武士というのは体面を気にするように育っている。
民よりエライと勘違いしている武士が圧倒的に多かった。

旗本大身(何千石)同士の見栄の張り合いがあった。
武士道を外れた小兵衛は「徳川の世も末だ」と平気で言う。
近江屋「お、恐ろしいことをおっしゃいます。
お声が、高こうございますよ」
小兵衛「鮒は、安いな」
江戸時代、町民はこういう駄洒落を結構言ってたらしい。

嘗ての弟子が巻き込まれた抗争に、秋山親子が乗り出す。
体面第一の武士の性格を逆手に取った。
乞食同然の姿で、両家の殿様や家老や剣士達を棍棒でなぎ倒す。
そんな恥ずかしい話を、誰も公にできずにウヤムヤにする。
小兵衛の弟子は師匠を見破り、久しぶりに対戦して敗れる。
乱入の意味を悟り、感謝と満足の、うっとりした顔で気絶していた。

明治政府から現在に続く政治行政も武士出身が基礎を成した。
だから未だに体面を気にする、心の狭い男達が多くいる。
民よりエライと勘違いして威張る政治家、役人が多い。
日本の政治行政は、400年以上昔から大して進歩してないのだ。
(指摘され、けしからんと言うより、為すべき事があるだろ)

当然、マトモな選挙など指導してない。
世界でも珍しい、名前を大声で叫ぶだけの選挙カー。
各地区の義理で縛った後援会への体裁名簿。
必勝鉢巻、タスキ、習慣にない握手ぜめ。
そんな事で当選しても、民の為の代理人にはならんだろ。

        
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・悩み相談受付中。日本中出張します)
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