水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・366」

2014-10-19 19:13:54 | Weblog



カルテ番号 ね・5(24)

院長は少し悲しげに言った。
「日本だけではありませんが、人社会は多くの戦争をしてきました。
そして、今も多くの国で戦争があります。
その時、戦いに出る人達がいます。
自分から志願する者、命令で仕方なく出兵する者もいます。
その人達には、家族、友人、知人、恋人がいて、生きて帰って欲しいと願っています。
心を込めて、お守りを作り、渡します。
本物のお守りです。沢山の本物のお守りがあふれているのです。
それでも、多くの人達は帰ってきません。
本物のお守りよりも、人の心、国の心が引き起こす厄が上回るのです。
その厄、邪、魔の名前を、戦争といいます」

院長は静かに言った。
「厄を引き起こすのも、お守りを作るのも人なのです。
そして相反する二つがぶつかると、厄が上回るのです。
ならば、最初から厄を起こさねばいいわけですが・・・
まぁ、人間の不完全を指摘しても仕方ない。
ですが、より優れたお守りを作るヒントはあります」

根本拓也はそのヒントを訊きたかった。
「何故、厄が上回るか?
それは、お守りを持つ人の中にも厄と同調するモノがあるからなのです。
例えれば、外から来る厄の力が100。
お守りの力が100だとしても、本人の中に10の厄の心があれば厄が上回るわけです。
戦いの理由、正義がどちらにあろうとも、戦うという方向が厄です。
ですから、必ず、お守りよりも厄が上回る仕組みです」

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)


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