カルテ番号 よ・6(30)
その夜、百合はぐっすりと眠った。
久しぶりの深い深い眠りだった。
朝起きると、頭の中の膜が無くなっているような気がした。
薄くぼんやりとした膜だった。
無くなってみると、薄い膜なのに、重かった事が判る。
そして、とてもお腹が空いていると思った。
普段は朝食の量は少ないのだが、今朝はいくらでも食べられそうだった。
もう一つ気づいた事がある。
いや、気づく事は次から次へとあった。
カーテンを開けたら、とても明るかった。
明るさが違うのだ。
空が青かった。
青の深さや綺麗さに気づいたのだった。
シャワーを浴びると、身体がイキイキしている。
僅か2時間、院長の氣を受け、話しただけなのに・・・
そして、更に気づいた。
ずっと忘れていた、いや、封印していた感覚。
少し、戸惑う。
だが、生命が活動をしている証拠だと理解できる。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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ブログで書いた「迷説般若心経」 「迷説恋愛論」 「迷説幸福論」
誰か出版してくれぇ~
18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」)