カルテ番号 よ・6(23)
「環境、育つ過程、様々な出来事。
それらの影響で色が付いてしまいます。
同じ出来事でも、人により色は違います。
一度付いた色を消すことは・・・
おそらくですが、できません。
消すことはできないのですが、薄くすることは出来ます。
薄くなれば、本来の性格の明るさが、より強く反映されます。
まるで別な色になったかのように」
百合も言った。
「別な自分を目指さなくてもいいのですね。
別な自分に変わらなくても、変われるのですね。
色を塗り替えるのではなく、厚みを薄くする・・・」
院長は優しく言った。
「別な表現をしましょうか。
電球に付いた色は、服装だと思って下さい。
服装とは、裸の自分の上を覆うものです。
裸で生きられる時は、赤ちゃんの一時だけですね。
もちろん、裸族もいますが、本当の裸ではありません。
皮膚を、それなりに強くしています。
服装は、生きていくのに、ある程度は必要なのですよ。
純粋な裸が理想ではないのです。
生きる事、生命を体験するとは、服を着る体験でもあるのです。
生命は、守っているから、生き続けられるのです」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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誰か出版してくれぇ~
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