水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・310」

2014-08-24 19:32:55 | Weblog



カルテ番号 に・6(16)

店は妻と従業員に任せて、再び気功の治療院に行った。
「検査結果はまだですが、また来ました」
「ここは病気があってもなくても来たかったら、いつでもどうぞ」
「治療目的ではないのですか?」
「いえ、生命力の活性が目的ですから」
どういう意味だろう。

西本功は腹部に手を当てられながら、質問をした。
「生命力の活性で治療するのが目的ではないのですか?」
院長はゆっくり答えた。
「目的は活性なのです。
その時に病があれば、病は消える方向になります。
その病が肉体であっても、心の悩みという病であっても同じです。
病がなければ、よりイキイキとなり、若返りという方向になります」

西本功は若返りなど信じていない。
「人は若返ったりしないのではないですか?」
院長は笑った。
「厳密にいえば、その通りですね。
この世界は時が一方向ですから、人も一方向です。
いずれ、どんなモノも人も衰退して、そして無くなります」


(登場する人物・組織・その他はフィックションです)


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