水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「母のこと・73」

2011-10-06 19:22:22 | Weblog



体格のいい校長先生だった。
その校長が生徒の下駄箱を一つ一つ開けていた。
この頃、時としてアジ(煽動)ビラが入る事がある。
おそらく、そのビラのチェックなのだろう。
こそこそと、実に卑屈に生徒の下駄箱を開けていた。

下駄箱とはいえ、プライベート空間だ。
それは校長も自覚している。
しかも日頃、生徒の自主性を応援していると発言する。
人格を認めていると、立派な事を言っていた。
だから、こそこそとしていたのに・・・
生徒に見つかるとは・・・・
バツが悪かったようだ・・・・・

恥ずかしそうに黙って去る校長の後姿。
教えというのは、後姿で示すもの。
さすがだった。
大人のタテマエとホンネ。
私の目を開かせてくれたのだ。

        
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・悩み相談受付中。日本中出張します)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする