体格のいい校長先生だった。
その校長が生徒の下駄箱を一つ一つ開けていた。
この頃、時としてアジ(煽動)ビラが入る事がある。
おそらく、そのビラのチェックなのだろう。
こそこそと、実に卑屈に生徒の下駄箱を開けていた。
下駄箱とはいえ、プライベート空間だ。
それは校長も自覚している。
しかも日頃、生徒の自主性を応援していると発言する。
人格を認めていると、立派な事を言っていた。
だから、こそこそとしていたのに・・・
生徒に見つかるとは・・・・
バツが悪かったようだ・・・・・
恥ずかしそうに黙って去る校長の後姿。
教えというのは、後姿で示すもの。
さすがだった。
大人のタテマエとホンネ。
私の目を開かせてくれたのだ。
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