水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「母のこと・78」

2011-10-11 18:13:06 | Weblog



二年生になった1969年。
我が高校も紛争に入っていった。
団交と称して講堂で先生と生徒の議論となる。
もちろん授業無しで、何時間もしていた。
我が高校は、結構バリバリだったのだ。

勉強はしなかったが、本は読んだ。
多分、私の一生で一番記憶力が良かった年だろう。
速読でも、何ページの何行目、何文字目を憶えていた。
教科書は小説ほどではなく、多少時間がかかった。
それでも、単純な暗記なら三日で何とかなる。

何故一年もかけて授業するのか、と思ったりした。
(すいません・・・かなり生意気でした・・・)
だが、そんなモノは簡単に忘れる。
私は憶える事以上に、忘れる能力が優れていた・・・
ピークは高校二年生で、あとはひたすら下降していった・・・

もちろん今では、今読んでいる本の作家名さえ忘れる。
本妻を忘れ、他の人妻と間違う・・・
あれぇ?いつ、こんなに痩せたのだろう・・・
(相手を気にしないという性格もあるけど)
このように、記憶など誰でも必ず衰える。
時には、時々、頻繁に、常時、ボケる。
勉強で憶えた事など、ほとんどが空しいものなのだ。
あまり懸命にするようなモノじゃない、と思うぞ。

        
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・悩み相談受付中。日本中出張します)
コメント
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