高度経済成長の象徴でもあった東京オリンピック。
当時のテレビは高かったのだ。
学校の特別室に置いてあるテレビには扉があった。
画面の前に観音開きの扉があったのだ。
各家庭のテレビだって、刺繍織りのカバーがあったのだ。
授業の一環?として、オリンピック中継を見たりした。
敗戦で落ち込んだ日本人の復興の象徴でもあった。
あきらかに体格の劣る日本人だが、各種目で驚異的に成績を上げた。
ガンバレ、日本。
負けるな、日本。
私も手に汗を握りながら応援していた。
何も無くした戦後からの復興した日本の紹介でもあった。
その裏で、多くの貧しい状態が隠された。
強制的に捨てられた人々や建物が多くあるのだ。
そんな事実を知るのは、ずっと後だった。
政治行政の卑怯な手法は、いつの時代もどの国もほとんど変わらない。
事実も真実も都合が悪ければ隠せばいいと思っているのだろう。
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