アバウトなつぶやき

i-boshiのサイト:「アバウトな暮らし」日記ページです

シートン動物記(読み聞かせ1)

2008年06月03日 | よみもの
 うちの長男の小学校では毎年、年度当初に図書ボランティアなるものを募集しています。詳しくは知らないけれど、小学校には司書の先生が常駐しているわけではない(週一勤務)ため図書室のバックアップをする仕事のようです。
 実は少し興味があったのですが、仕事をしてる上にワタクシ自身小学校にママ友がいないために活動に参加するまでには至らずにいます。

 今、うちの小学校は読書週間らしいのですが、どこの小学校でもやってるのかな?
 読書週間の間は、朝に設けた読書タイムの15分間、子ども達は本を読みます。
 その読書タイムには、時々図書ボランティアの人がやってきて読み聞かせをしてくれるのだとか。←えっ、うちの子もう5年生なんだけど、4年間もそんなことやってたの知らなかった…。プリントには書いてあったのかなー?いいかげんでホントすみませんm(__)m
 どうやら図書ボランティアは慢性的に人手が不足してるようです。普段の活動内容に支障をきたすほどかどうかは分からないけど、こういう機会だと各クラスを回れないんでしょうね。今回、偶然PTAの会合中に読み聞かせをする人の募集が回ってきたので、思い切って参加することにしました。
 ちょうど保育園の懇談会のために仕事を休むかどうか迷ってたとこだし、たった1日だけどお手伝いさせて頂きます。

 読む本は、学校で選んでも持参しても構わないとのこと。
 何がいいか迷ったのですが、やはり家にある本が一番♪自分ちの子に読みなれてるからね~。
 うちの子に一番ヒットするのは落語モノなんだけど、ワタクシが行くのは長男のクラス。つまり5年生。
 5年生に落語…ビミョーすぎるやろ。演技力が問われてしまうぞ。
 時間も15分間なので、説教くさい児童文学より自分の好きなシートン動物記を読むことにしました。うちは絵本シリーズで揃ってるから要約してあるし、挿絵を見せながら読めば10分以上はかかるはず。


 アーネスト・トンプソン・シートンはイギリスの人です。
 動物画家としても有名で、動物に詳しかった事から知人にオオカミ退治を依頼され、その時に捕獲したオオカミ:ロボのことを物語に書いたことで注目されました。
 以降、作家や博物学者として活躍したのです。
  

 そのため、シートン動物記と言えば「オオカミ王ロボ」が有名ですが、ワタクシの読んだのは「少年とオオヤマネコ」。ちょうど5年生は社会の授業で沖縄県を学習中で、イリオモテヤマネコなんかが話題に上ってるらしいからタイムリーかと思ったんです。

 ▲絵本版シートン動物記/チャイルド絵本館刊

 図鑑も持参して、普通の猫とイリオモテヤマネコ、それから物語のモデルになったカナダオオヤマネコの大きさ比較などしてから読み聞かせに入りました。
 学校中が読み聞かせをしてるわけではなく、「今日はうちのクラスに読む人がやってくる」という感じなので言われた時間に行って、読んでさっさと帰って来ました。

 行ってみて思ったのが、うちの学校の子はみんな良い子だ!
 本を読んでいる間は真剣に聞いてくれてたし、言われた時間より1分を残して読み終えたのでチャイムが鳴る前に教室を出たのですが、どのクラスも騒ぐことなく静かに本を読んだり先生の話を聞いたりしてました。
 学校の公開日以外に来た事なんてなかったけど、他の保護者がいない時でもこうやって静かにしていられるのね。
 高学年の多い場所ってのもあるだろうけど、学級崩壊とか言われつつある時代にこうやって落ち着いて教室にいられるんだから安心だな、って改めて思いました。
 うん、行って良かった。

 午後は保育園へ行ってきまーす♪


※「読み聞かせ」検索でたどり着いた方へ
 私が読み聞かせに使った本とその時間をメモしています。
 カテゴリの「よみもの」をクリックすると今までの投稿も出てきます。
 あまり熱心な活動はしていませんし投稿数も少ないのですが、私も時々検索しているので同じ境遇の方がいるかも…と思いました。どなたかの参考になれば幸いです。