一昨日、氏神さまで「祈年祭」がありました。
「祭」と名が付いていても、屋台などが出るわけでもありません。年に何度か行われる町内祈祷のようなものです。
こういう祭りの日は、自治会の組が持ち回りで当番をします。
朝、掃除をして午後から祈祷。その準備や参拝、そして片付けをすると丸一日、いや、今回の祭りに限っては2日つぶれることに…。
「祈年祭(きねんさい)」は、五穀豊穣と国家繁栄などを祈るお祭りです。「としごいのまつり」という言い方もあるそうですが、うちの辺りでは小さな鍬を作って榊と一緒に供えるので、別名を「御鍬祭(みくわさい)」とも言います。
こんな鍬。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/5c/006cee84618317e207daebaf0c47530b.jpg)
祭りが終わった後で、組長を通して自治会の氏子さん全てに配られるものなのですが、ちょっとカワイイですよね(笑)。
今回はうちの組が当番だったので、前日にこの鍬を作ったんです。
作ったとはいえ、最初に組長さんが大工さんに頼んで部品を調達、というか木を削ってもらっておいてくれます。我々は、棒を突き刺したり榊を結わえたり、鍬の裏のところに景気良く大金を書き入れるだけ。
この「大金」はその年によって好きに書いちゃうのですが、今年は「壱億円」「参億円」「伍億円」の文字を書き入れたらしいです。去年は「参千萬円」とか「五千萬円」とかあったのに…。
今年うちに回ってきたのは「壱億円」だよ~。確かに大金なのに、なんか損した気分じゃ~。
この鍬、一応材質にも決まりがあるらしいです。
柄になる部分は竹ひごだろうが杉の木だろうが構わないそうですが、身の部分は「樫」と決まっているようです。
樫は硬い木なので、昔、まだ鉄製品がなくて木で鍬を作っていた時代にも使われていました。きっと、その名残なのでしょうね。
昔はこの鍬を受け取ると、苗代に突き刺しておいたのだそうです。今は、神棚に上げるくらいかな?
この3月の「祈年祭」、10月の「例大祭」、12月の「新嘗祭」は小学校6年生の女の子が巫女さんとして舞います。いいなぁ~、女の子。
うちは男の子だから、こういうのとは無縁です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/25/fb45ac0924f6fe23920b5373a946e678.jpg)
理由はわからないけれど、「祈年祭」だけは頭にこの冠みたいなのを付けるそうです。
朝の掃除は主人が行ってくれたけど、午後からの当番にはワタクシが出席したんです。
かといって、準備って何をするのか、宮司さんにお茶を出すタイミングはいつなのか…全くわかりませんでした。
みんなよくわかっていないので、神主さんは大忙し。
お供えをビニール袋から出して三宝に載せるまで、ひとりでやってましたよ。あれで良かったのかなぁ?なんか気の毒でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/da/b4594279bb2e6f25d9fa1d09a453fef7.jpg)
まだ準備中のお供え物。
当番の人がそれぞれお供えを携えていくのですが、「米」「塩」「酒」「魚」だけは組合費から出してもらえます。その他の「海のもの」と「山のもの」を持っていくわけです。
「うちは大根持ってくわー」「それじゃ、うちはスルメと昆布やな~」って感じで前日の鍬作りの時に打ち合わせます。
うちが持っていったのは、前の晩に食べ損ねたパイナップル。
神社のお供えものにパイナップルっつーのもどうかと思いましたが、許されるらしいです。海外ものだけど、「山のもの」になるのよねぇ?
終わったあとは 、お神酒で酒盛り。
これが終わるまで、当番の人は帰れないのです~。
このお祭りの時は厄払いも同時に行われるので、「厄年」の男の人が結構来ます。おかげで宴たけなわって感じになっちゃって、いつもの祭りなら1時間もあればお開きなのが、2時間は盛り上がっててなかなか帰れませんでした^^;
いつものことですが、準備になると「面倒だな~」と思うのに、ご祈祷の雰囲気の中にいると「こういうのもいいなぁ」って思うんです。
うちの町内はまだ残ってますが、周りの町では祭りがだんだん簡素化されつつあるので、時代の流れで行事も減って行くかもしれません。
そんな日が来たら、ホッとする反面、さみしい気持ちになるんだと思います。。。
「祭」と名が付いていても、屋台などが出るわけでもありません。年に何度か行われる町内祈祷のようなものです。
こういう祭りの日は、自治会の組が持ち回りで当番をします。
朝、掃除をして午後から祈祷。その準備や参拝、そして片付けをすると丸一日、いや、今回の祭りに限っては2日つぶれることに…。
「祈年祭(きねんさい)」は、五穀豊穣と国家繁栄などを祈るお祭りです。「としごいのまつり」という言い方もあるそうですが、うちの辺りでは小さな鍬を作って榊と一緒に供えるので、別名を「御鍬祭(みくわさい)」とも言います。
こんな鍬。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/5c/006cee84618317e207daebaf0c47530b.jpg)
祭りが終わった後で、組長を通して自治会の氏子さん全てに配られるものなのですが、ちょっとカワイイですよね(笑)。
今回はうちの組が当番だったので、前日にこの鍬を作ったんです。
作ったとはいえ、最初に組長さんが大工さんに頼んで部品を調達、というか木を削ってもらっておいてくれます。我々は、棒を突き刺したり榊を結わえたり、鍬の裏のところに景気良く大金を書き入れるだけ。
この「大金」はその年によって好きに書いちゃうのですが、今年は「壱億円」「参億円」「伍億円」の文字を書き入れたらしいです。去年は「参千萬円」とか「五千萬円」とかあったのに…。
今年うちに回ってきたのは「壱億円」だよ~。確かに大金なのに、なんか損した気分じゃ~。
この鍬、一応材質にも決まりがあるらしいです。
柄になる部分は竹ひごだろうが杉の木だろうが構わないそうですが、身の部分は「樫」と決まっているようです。
樫は硬い木なので、昔、まだ鉄製品がなくて木で鍬を作っていた時代にも使われていました。きっと、その名残なのでしょうね。
昔はこの鍬を受け取ると、苗代に突き刺しておいたのだそうです。今は、神棚に上げるくらいかな?
この3月の「祈年祭」、10月の「例大祭」、12月の「新嘗祭」は小学校6年生の女の子が巫女さんとして舞います。いいなぁ~、女の子。
うちは男の子だから、こういうのとは無縁です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/25/fb45ac0924f6fe23920b5373a946e678.jpg)
理由はわからないけれど、「祈年祭」だけは頭にこの冠みたいなのを付けるそうです。
朝の掃除は主人が行ってくれたけど、午後からの当番にはワタクシが出席したんです。
かといって、準備って何をするのか、宮司さんにお茶を出すタイミングはいつなのか…全くわかりませんでした。
みんなよくわかっていないので、神主さんは大忙し。
お供えをビニール袋から出して三宝に載せるまで、ひとりでやってましたよ。あれで良かったのかなぁ?なんか気の毒でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/da/b4594279bb2e6f25d9fa1d09a453fef7.jpg)
まだ準備中のお供え物。
当番の人がそれぞれお供えを携えていくのですが、「米」「塩」「酒」「魚」だけは組合費から出してもらえます。その他の「海のもの」と「山のもの」を持っていくわけです。
「うちは大根持ってくわー」「それじゃ、うちはスルメと昆布やな~」って感じで前日の鍬作りの時に打ち合わせます。
うちが持っていったのは、前の晩に食べ損ねたパイナップル。
神社のお供えものにパイナップルっつーのもどうかと思いましたが、許されるらしいです。海外ものだけど、「山のもの」になるのよねぇ?
終わったあとは 、お神酒で酒盛り。
これが終わるまで、当番の人は帰れないのです~。
このお祭りの時は厄払いも同時に行われるので、「厄年」の男の人が結構来ます。おかげで宴たけなわって感じになっちゃって、いつもの祭りなら1時間もあればお開きなのが、2時間は盛り上がっててなかなか帰れませんでした^^;
いつものことですが、準備になると「面倒だな~」と思うのに、ご祈祷の雰囲気の中にいると「こういうのもいいなぁ」って思うんです。
うちの町内はまだ残ってますが、周りの町では祭りがだんだん簡素化されつつあるので、時代の流れで行事も減って行くかもしれません。
そんな日が来たら、ホッとする反面、さみしい気持ちになるんだと思います。。。
斎宮博物館(名前あってますかね)の展示物みたいに、豪華ですね。
地区の行事とはいえ、今でも立派な神事をしてるんですね。
すごい!!
しかも、「山のもの」「海のもの」って聞くとなんだか茶道ならっていたときを思い出します~。
今日、会えるんだよね?
実は今、長男がダウンしたので家にいます。
一応、お昼には早めに行って顔を出すけど、長男の病院の予約があるんです。木曜はやってるとこが少ないから、どうしても行かないとダメなので、15分ぐらいで失礼するかも…。残念~!なんで今日に限って(怒)!!
地区行事、こんな小さな地区なのにすごいっしょ。
いつまで残るんでしょうね。
いつも、「地域の伝統・習慣」レポートを興味深く拝見しています。
お祭りって、屋台の綿飴や焼きとうもろこしを楽しむのもいいけど、本来の趣旨とは別ですものね。
一億円の大金が少なく感じるなんて、すごいインフレですね。
都会の人が嫁に来たら拒否反応を起こすか珍しがって喜ぶか、どちらでしょう…。
でもまぁ、楽しんで読んでいただけたら嬉しいです♪
ぷっ、確かにインフレです!
この調子でどんどん値がつりあがれば「壱兆円」とか書かれる日も近いですね~(笑)。
そして気づくのも夕方。
なので、応急診療所を利用することも多いです。
でも、応急診療で小児科だと、あんまりまたなくて済む事が多く、かえって普段より短時間で診てもらえたりします。
でも、少しの時間でも会えてうれしかったです。
メール、ありがとう。
もうそろそろお引越しでPCも見ないだろうと思って、返事書いてなかったの。…コメント欄で御勘弁を。ごめんね~^^;
知らない人ばかりのところだと、子供が、と言うよりも自分が体調を崩した時に大変だよね。
体には気をつけるんですよ!(お母さんかっつーの)
お鍋使う時に時々「地元のみんなは応援してくれてる」って思い出してね♪