アバウトなつぶやき

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近代日本画 美の系譜 -横山大観から平山郁夫まで-

2013年12月08日 | かんしょう
ただいまパラミタミュージアムで開催中の「近代日本画 美の系譜 -横山大観から平山郁夫まで-」展に行ってきました。


久しぶりにパラミタに行きましたが、最近のパラミタは攻めてますね~。
数年前までの展覧会に比べて、明らかに知名度が高く一般ウケする企画展が増えました。
やはり、アクアイグニス効果で来館者が増えているから?

昨年から今年にかけて魅力的な企画展がいくつかあったものの時間が作れずにいたのですが、やっと気持ちと時間に余裕が出てきました。
美術館の空気ってなんであんなに落ち着くんだ。
しかもパラミタは休憩室への持ち込みがオッケーなので、アクアイグニスのパンやらお菓子やらのテイクアウトでランチが済ませてしまうのが素晴らしい。

そして、パラミタの展覧会はいつも観やすいです。
作品数が多すぎないのというのもありますが、並べ方や解説が明解なのです。

今回は長野の水野美術館のコレクションが中心であり、その作品を時代別・作家別に並べています。
ただでさえ近代日本画が好きな私としては、その時代がピンポイントであり、しかもそれぞれの作家の作風を比較しながら観られるこの展覧会はとても楽しめました。
欲を言えば上村松園の作品がもう少しあれば嬉しかったのですが、加山又造の「朧」があったのでよしとします。(私は加山又造の描く桜が大好き)
特に横山大観のぼかし(朦朧体)、川合玉堂の牧歌的風景と水の動き、池上秀畝の迫力、、、それぞれに観てて清々しい気持ちになりました。



この展覧会は今月の12月23日(月・祝)まで。
クリスマスのデートには間に合いませんのでご注意を。

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ところで、ネットの美術案内を見ててこの秋オープンの美術館があることに気づきました。

それは岡田美術館

箱根にあるというので、機会があったら行きたいな~、なんて思ってチェックしたら入館料が一般で、、、に、2800円!?
高い!高すぎるやろ!!

コレクションを確認して 良さそうだなとは思うものの、この価格を払ってでも観たいとは到底思えませんでした。
しかも小中高生からも1800円を頂く算段とは…。
芸術を楽しんでもらうための美術館というより、観光産業の色合いが強すぎてがっかりしました。
美術ファンの方々は納得なさるのでしょうか。私の感覚が貧乏くさいのかなぁ。。

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↑の記事の後、職場で岡田美術館の話をしてたら「でも、それだけ高いって事は余程来観客を楽しませる自信があるんじゃない?一度自分で観てその価値があるかどうか確かめたくなるよね」と言われまして妙に納得。
そういえば足立美術館も2200円だけど大人気ですもんね。
観光として行くには良いのかも。
スカイツリーに入場する金額と似たようなものだと思えば、物見遊山としては恰好の場所かも知れません。
どなたか行ったら感想を聞かせて下さい。

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