アバウトなつぶやき

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水彩画展

2005年10月26日 | おでかけ
 先日ココでも書きましたが、知人ナカイさんが東大阪市のギャラリー砌で水彩画展(&奥様の古布手芸)をするというので行ってまいりました。
 今回、ギャラリーといえども値札はどこにもなく、60歳となったのを機に知り合いに会ってもてなしたい…という思いで開かれた個展とのこと。着いた時には初日のこともあって、タイトルをピンで留めたりお湯を沸かしたりとまだ準備にあたふたしていらっしゃいました。
 「お湯」というのは、お客さまをお茶(抹茶)でお迎えするための準備。
 このギャラリー、昔の蔵を改築したものらしくて広いスペースではないのですが、その分情緒はたっぷり。一階は奥様の古布とご本人の水彩画が数点、そして二階に水彩画が十数点飾られています。
 二階は畳が敷いてあり、おもてなしの準備がされていました。
 梁があるので立ち上がると頭をぶつけそうなスペース。その部屋の隅に用意された釜からは湯気が立ち、亭主はそこでお茶を点て(っていってもバタバタしてましたけどね)、来客は腰を下ろして絵を鑑賞するわけです。う~ん、落ち着いた いい雰囲気♪

 この個展を知った友人シロウタが興味があるというので誘ったところ、都合をつけて一緒にやってきていました。
 ワタクシ、知人の事もあって「ナカイさんは今日もいい味出してんな~」って位に思っていたのですが、シロウタはご夫婦の雰囲気の良さやその関係者の人柄にウットリ。「なんか素敵~。」と感激しながら一緒に楽しんでくれました。おかげでワタクシよりシロウタのほうが話し込んでいたような…。
 抹茶のお茶碗にしたって「なんか分からんけど、愛着のあるお茶碗を持ち込んだんだなぁ~」としみじみしているワタクシの横で、目を輝かせながらナカイさんの講釈に聞き入るシロウタ…。アンタの方が、きっと理解してるよね。
 茶碗の横にあった篭に入った焼き物を見せてくれて「これな、ワシが焼いたんや。七輪で焼いたんやで」。すかさずシロウタ「楽焼ですね」。楽焼ってーと、学校の授業でやるような手びねりの茶碗っていう理解でいいのかな…焼成温度とかも低い?それとも有田焼とか九谷焼とかいう名称?などと質問のよぎるワタクシ。まぁ、前者に近いニュアンスを感じたのでわざわざ話に割って入らなかったけど。(気になって検索→結果:茶碗について楽焼。スミマセン、エセ美術ファンが露呈で。)
 オーブンで七宝焼きや皿を焼く話は聞いたことがあるので、家でも焼き物が焼けるのは知っていましたが、七輪というのが新鮮!詳しい焼き方は聞かなかったけど、二つ重ねれば焼けちゃうらしいです。ナカイさん、趣味が広いのは知っていましたが、焼き物もやってたか~。
 さて、その籠の中身はというと、手のひらに収まる小さなサイズの湯呑み(ぐい呑み)と小皿。「うわぁ、いいカンジ~♪」と言う我々に「気に入ったんなら持ってってもらってええで。」とナカイさん。
「え?ホントにもらっていいんですか?」
「あぁ、そのつもりで持ってきとるんやし。でも、そんなんみんなもらってくれるやろか。」
「もちろんです!とってもいい味出てますよ!」
 こういうところも、まさしく「おもてなしのための個展」って感じですよね。ワタクシ、小皿とぐい呑みのふたつをもらって来てしまいました。ふふ、なんか飾ろ。
 帰り際に少し奥様と話したのですが、ナカイさん昨年60歳にして初めてのスキーを体験し、その年のうちにパラレルまでマスター。車も4駆に買い替え、年末~年始は夫婦でゆっくりと野沢温泉でスキーを楽しむ予定とか。
 今回の水彩画も旅の軌跡というカンジでしたが、仕事を離れて(実際は「減らして」)からは旅を楽しんでいるご様子。スキーをしに、スイスへも行きたいと話しておられました。こんな年のとり方、いいな~。
 
 帰りは石切神社に寄ってきました。
 参道を歩いて行けば新石切駅に着くというので歩いていったのですが、道中、めちゃくちゃたくさんの占いの館アリ。途中に鎮座する大仏の手前には3mはある御影石に「坂本氏寄贈 土地時価 壱億円(だったかな)」の大きな文字。なんじゃこれ、おっもしれー!キワモノだ~、ココの参道!
 面白がってるワタクシの横で「なんか趣味悪くて気分悪い…、来た道、戻ろう。」というシロウタ。何言ってんの。いい思い出になるから歩いとけ。
 実際、探偵!ナイトスクープの取材と思われるテレビカメラ(&北野誠氏)がいました。なんか、そういうので取り上げたくなる場所でしたわ。

 三重~大阪、朝8時に家を出て夕方5時には帰宅のお出かけ。短い時間でしたが実りの多い一日でありました。あ~楽しかった♪

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6 コメント

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すごーい (ユキティ)
2005-10-28 06:01:44
お茶をたてておもてなしして下さるなんて。

粋ですね?いいなぁ、こういう個展にはぜひ行って

みたいです。しかもおみやげつきでしょう?いいわぁ♪

母が焼き物をやっていたので、私も一度はやってみたい

のですが、なかなかこちらでは機会がありません。

日本へ帰った時には本格的に習えるところを探したいです。

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★ユキティさん (i-boshi)
2005-10-28 08:03:38
そうなんです。

「粋」って言葉がぴったりの個展でした。

ユキティさんのオーブンはお料理専用ですものね。

焼き物はやっぱり日本の窯で♪ですか。

なんでも上手に作っちゃう人だから、焼き物を始めたらユキティさんのお店においても良さそう♪あ、お店のお料理ものせたり?
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石切神社♪ (チーズくま)
2005-10-28 23:00:23
石切神社は実家からそう遠くないので、何度か行ったことがあります。

本当に、「なんじゃこりゃ」という話題だらけの面白いところですよね。

ナンバーワンでなくオンリーワンを目指す東大阪の気質は、ここにも現れているのかと、思ってしまいます。
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★チーズくまさん (i-boshi)
2005-10-29 13:21:24
なんと!石切神社から近い場所にかつてお住まいだったのですね~。

ワタクシとしてはもうちょっと足を突っ込んでみたかったのですが、友人がそそくさと歩いていくので通り過ぎただけです。ちょっと残念かも?

お店も占いの館や漢方薬とかは怪しげな雰囲気(いえ、売ってるものに文句は無いんですが 笑)でしたが、乾物屋さんとか和菓子屋さんなどは、いい物が揃っていそうでしたもの。

鶴橋も寄りたかったんですが、ルートを変えたので行けませんでした。

大阪、下町も街中も大好きです♪
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ワタシも行ってきました (koba_taku)
2005-11-04 12:06:47
お茶菓子も美味しかったですね~。

千葉にご在住の元社員の方も来られてましたよ。



ところで、「藤田邸跡の観月会」では

瓶にこだわって、ラムネもビールもジンジャーエールもみんな瓶でお出ししたのです。

やっぱりラムネは瓶でしょう。



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★koba_taku氏 (i-boshi)
2005-11-04 22:55:30
ええ~っ!そうかぁ、彼女も来てたんだ。

大阪で仕事中のT・K氏にしか連絡しなかったんです。

…メール書いてみればよかった(泣)。

koba_taku氏は、みなさんと一緒に休日に行かれたのでしょうね。

お茶菓子はなんだったのでしょう。やはり御城之口餅でしたか!?気になる…(笑)。
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