アバウトなつぶやき

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歴史的な土産

2008年02月08日 | たべもの
 うちの職場にはコガさんって方がいらっしゃいます。
 息子さんはドイツにお住まいで、年末に東京の女性とご結婚なさいました。めでたい~♪
 先日、そのお嫁さんが三重まで挨拶にいらっしゃるってことで、ドイツへの出発前にはみんなでお伊勢参りしようと決めていたのだそうです。

 そして、その日は2月6日。

 勘の良い方なら何が言いたいか、もうおわかりですね?
 そー、偶然にも偽装問題で無期限営業停止処分になっていた赤福の営業再開日だったのです。
 当日の様子、全国ネットのニュースでも放送されてましたがご覧になりましたか?
 赤福本店は早朝の5時開店なのですが(これは、昔からです)、3時から行列できてましたからね。すごいことになってました。
 全国の人から見て赤福はもう「信用できない店」になってしまってるかもしれませんが、三重、特に伊勢の人にとっては赤福はなくてはならない存在だと思います。
 伊勢神宮までの道「おはらい町」なんかは赤福のおかげで出来た街並みとさえ言われてますからね。今回のことはかなりのショックだったのですが、再会の日を待ち望んでる人が多いのも事実でした。
 そんな赤福の前を通ったコガさん一家。
 「伊勢神宮はいつでも来れるけど、こんな珍しい日に来る事はないだろうから、買って帰りましょう」と言うことになったらしいです。
 10時の分は売り切れていたけどそこから並んで、次に店頭に商品が出たのは午後1時。
 つまり、3時間も待って「赤福」をゲットしたのでした。
 それでも買えない人がたくさんいたから、ラッキーだったらしいです。
 まだ、結婚して間もないお嫁さんが寒空の下で3時間。しかも不満そうではなく面白がっていた様子。
 なんて良い人なんだ!
 コガさん、きっとこの先もうまくやれますよ。もー、絶対に。



 ワタクシは昨日は発表会のために仕事を休んでいたので、今日、その貴重(笑)な赤福をいただきました。


▲ちゃんと中箱に印字あり。


▲しおりの代わりにこんな紙が

 ところで、赤福はこれから残ったら廃棄処分なわけですよね?
 それってどうなの?と実は思っているワタクシ。もったいないっ。
 嘘つくから腹が立つけど、1日ぐらいで悪くなるもんじゃないならそれを別の加工食品にするとかしても良いじゃん?と思ってます。
 で、ちゃんと「あの赤福の残った材料で作りました」って謳えば良いと思う。そしたら腹も立たないのにな。(って言っても、製造数がつかめないから無理なのかなぁ)
 まぁ、しばらくは売れ残る事もなさそうですけどね。