お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

考えさせられたこと

2008年04月10日 | 仏教
 きょうは、前坊守(義母)の祥月命日です。義母の往生から23年になりました・・・ 

 さて、昨日、あるご門徒宅に祥月命日のお参りへ。そこで40代の奥様から聞いた話です。
 
 「お寺と付き合うのは、何かとお金もかかるし面倒だから、檀家をやめて、納骨時にお金を払うだけで、『後は一切何もしなくていい』という所にお骨を預けた」と、お友達が話されていた・・・と。

 う~ん、そういう方にとっては、僧侶は葬式というセレモニーのお経上げ役で、セレモニーがすんだら、後は要らない者なんだ。
 
 お寺を「葬式係」と思われている方にとっては、
 「何で、後々まで、したくもない法事だの、お寺の行事だのに煩わされなくてはいけないのか! 故人を偲んで、お墓にお参りすれば、それでいいだろう。お寺なんて不要じゃないか

と、思われるのでしょうね~ 

 いや、葬式に僧侶が呼ばれるのは、まだマシなほうで、病院で亡くなると、霊安室に一晩おいて、まっすぐ火葬場へ。という方もおられるそうな・・・

 今後ますます
 仏法を聞く場所・仏法に育てられる道場・仏法を喜んでくださる方々が集うお堂、「お寺」は、存亡の危機にあるようです。

 

 
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2 コメント

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物知らず (ふくろう)
2008-04-10 12:55:44
いい大人が、物を知らない、という世相の象徴的出来事ですね。
お寺の側の説明(宣伝?)不足もあるでしょうが、家庭や学校で、基本的なことを教えないため、お金がすべて、の世の中になっています。
昔はそんなの常識だったことが、今では特殊な知識になってしまっています。

嘆かわしい、とばかりは言ってられないので、私なりに、多少の言論活動に微力を尽くしています。
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Unknown (法専寺)
2008-04-11 22:06:25
ふくろうさん、

ありがとうございます。
お寺の宣伝不足を補っていただけますこと、有り難く、よろしくお願いいたします。
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