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お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

不幸が重なると

2009年04月16日 | 仏教
 お義母様を亡くされたあるご婦人がこう仰った。
 「母が亡くなってから、どうも私たち夫婦の体調が悪くなりました。母を大切にしなかったので、母の怨念かもしれません・・・」

 また、ある方は、
「最近急に体調が悪くなり、他にも悪いことが続くので、占い師さんにお伺いに行ったところ、水子供養を怠っているからだと言われました。お経をあげてください

 何か自分に不都合なことが重なった時、故人のせいにする方が結構おられます。
 (仏さまと成っておられる故人に、何という失礼なことを・・・)

 そして、「お経」を、サワリ(自分にとって不都合なこと)を取り除く、魔法の呪文のように勘違いされておられる方が、おられます。

 (健康な時もあれば、病になる時もある。運のいいときもあれば、不運なときもある・・・それがいっぺんに重なることも、よくある現実。
 健康で何事もなく、平穏であることが、決して「当たり前」ではない。そんなこと、わかっているはずなのに・・・

 世間の不幸な出来事を見ても、それが自分の身の上に起こることは、誰も予想だにしていない し、厳しい現実を受け入れがたい・・・)

 つづく・・・ 
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