お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

宗教嫌い

2009年04月23日 | 仏教
 昨日、ご紹介した本「宗教と現代がわかる本 2009」の中に

 立花隆氏のインタビュー記事「ぼくが宗教嫌いになった理由」があります。

 p138 宗教を信じている人って、ものすごく自分の信仰に凝り固まるわけでしょう。凝り固まると、自分の信仰の狭い道をちょっと外れただけで、それは、もう違っている、ということになる。でも本当はそういうものじゃないでしょう。

 そうなんです。
 「宗教」が 上記イメージならば、仏教は違う。仏教は、そういう凝り固まる「宗教」ではない

 仏教の宗派にも、一部、自分の信じる経典に帰依しないと地獄に堕ちる と、他に攻撃的に凝り固まった宗派の方もおられますが・・・

 本来、仏の教えは、自分の「我執」(こだわり・思いこみ)を離れることを説くものです。

 自分にとって 得か損か で 選ぶ宗教 や 自分が信じるから正しい などと、「自分中心に」凝り固まるものではありません。

 真っ黒に凝り固まっているのが「宗教」というイメージなのならば、私もそういう「宗教」は、嫌いです。

 凝り固まるのは、仏教の本来の教えとは正反対であり、仏さまを一番悲しませることだと思っております。
コメント (8)
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