お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

御霊前と御仏前

2008年09月09日 | 仏教
 昨夜のTV東京系「和風総本家」冠婚葬祭のマナー

 葬儀の時にお包みする袋の上書きについて、

 番組内で「通夜、葬儀の時は、『御霊前』で、四十九日過ぎてから『御仏前』と書くのが、どの宗派にも共通したマナー」という言い方をしていたのですが・・・

 浄土真宗は「臨終と同時に往生成仏(さとりの世界に生まれて、仏と成る)」といただく教えです。
 
 だから、成仏せずに、「霊」として、ウロウロしている間はない
 故人は、阿弥陀仏の大きな慈悲の力(本願力・他力)によって、亡くなると同時に、「仏(真理にめざめたもの)」となり、私たちを導き、はたらいてくださっている

 そう味わいますので、お通夜であろうと、葬儀であろうと、最初から「御仏前」 
 「御霊前」という言葉は、決して使いません。

 
コメント (3)
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