お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

位牌その2

2008年09月12日 | Weblog
 昨日の続きです。
 浄土真宗では「位牌」は用いない と申しましたが、

 現実には、葬儀の時、習俗に従って、
白木の位牌に法名を記し、荘厳壇(しょうごんだん・祭壇のことですが「祭壇」という言い方は用いない)に飾ることが多いです。

 でも、この白木の位牌も四十九日まで。 その後は、お寺で処分してもらいます。
 決して、黒塗りの位牌は、作りません。(使いません)

 位牌の代わりに、法名は、過去帳という帳面(ノート形式)に書きます。
 各家庭用の「過去帳」は、仏壇店で購入できます。
 
 過去帳は「故人の霊が宿る位牌の代わり」ではなく、故人のご命日と法名(仏弟子としてのお名前)と俗名(世間に生きておられた時のお名前)と亡くなられた年齢を記す 覚書のような帳面です。

 故人を偲んで(ご縁として)の仏事の時は、その方を記したページを開いて仏壇の隅に安置します。

 私たちがロウソクを灯し、香をたき、合掌礼拝するのは、「仏さま」であって、過去帳や故人の写真に対して ではありませんので、
 
 過去帳も、ご本尊が隠れないように、隅に置いてください。
 
 
コメント
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