「90秒と11ヶ月」私たちの時間と月日感覚

　いよいよ、2月から企画してきたシンポジウムの当日を迎える。 　福知山線の事故では「90秒」の遅れが大惨事につながった。早く、遅れないようにというのが、ＪＲ西日本の23歳の運転士をせきたてていた。列車の遅れはわずか「90秒」だったことに海外のメディアは驚いているようだ。 　けれども、日常のリズムでは「90秒」の遅れが乗り継ぎの遅れにつながり、10分、15分の遅刻につながる。尼崎駅というター . . . 本文を読む

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４月30日、佐世保事件シンポを前に福岡へ

昨日、福岡から東京に戻ってきた。 ４月30日（土）1時半から昭和女子大学で行われる『佐世保事件からわたしたちが考えたこと』でシンポジウムが近づいている。たしかに佐世保現地には3回入って取材を進めた。3月中旬に出来たジャパンマシニスト社からの本も出ている。しかし、まだまだ判らないことも多い。 　　 　　当日、報告する役割でもある私は、被害少女の父親である御手洗さんに何度か手紙を書 . . . 本文を読む

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小泉政権とＪＲ西日本の大事故を考える

23歳の運転士は、カーブに時速100キロで突入し、急ブレーキをかけたのではないか――という状況が事故直前のシチュエーションだったようだ。運行の遅れを秒単位でチェックされ、査定される運転士は、40メートルのオーバーランを8メートルと小さく報告し、急加速で遅れを取り戻そうとしたのだろう。 　これが、民営化されたＪＲの労務管理であり、事故につながった過剰な定時運行主義の姿である。「置き石」を示して . . . 本文を読む

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ＪＲ福知山線・脱線事故の悲劇

電車がまるでアメのようにグニャリと折れている。 　それどころか、マンションの1階駐車場に先頭の1両目は、めりこんで入っている。午後10時現在で死者50名、重軽傷者417名（共同通信）だが、救出作業が進むにつれて、さらに増える可能性もある。 　この朝、福知山線の快速電車は伊丹駅停車時に8メートルのオーバーランをして、電車をバックさせて停車位置を戻したという。1分30分ほどの遅れが出たという。この . . . 本文を読む

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下北沢のライブハウスで二晩をすごして ２

下北沢ＣＬＵＢ２５１の扉を開けると、フルボリュームのＤＡＣＨＡＭＢＯ の演奏の最中だった。ツインドラムが心臓の鼓動に呼応するようなリズムを叩きつづける……。次に登場したピンボール・ドライブもさわやかな笑顔で好感が持てたし、ＢＯＢＩＮ＆ＭＡＮＴＯＲＡは、ネパール出身のミュージシャンだった。みな下北沢ゆかりのバンドが結集したライブだった。 　こうして、ビールを片手にクラブでの演奏を聞くひととき― . . . 本文を読む

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下北沢のライブハウスで二晩をすごして

　４月２１日・２２日と下北沢のライブハウス440・２２１で二晩を過ごした。大久保青志さんが毎年参加しているフジロック・フェスティバルの仲間、スマイリー原島さんがプロデュースした『２ｄａｙｓライブ＆トークセッション』のスピーカーとして招かれたからだ。２日間、たっぷり音楽のシャワーを浴びて、楽しみ、また感慨深いひとときをプレゼントしてもらった。 　２１日に出演したサヨコオトナラは、先住民の祈りをこ . . . 本文を読む

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短く一言では言えないこともある

　小泉政権の４年間は、ポピュリズムを蔓延させた。「短く、切れのいい言葉で語る」というワンフレーズ・ポリティクスは、政治の水準をとめどなく頽廃させた。「年金保険料が社会保険庁のマッサージ機やゴルフボールになった」「公用車・職員住宅に化けていた」「１枚1万円のポスターになった」という話題にメディアは飛びついた。 　本質に向かう入り口としては悪くない。さらに大規模年金保養基地・グリーンピアのずさんな実 . . . 本文を読む

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ブログ・ジャーナリズムの可能性

ライブドア騒動を熱くしたのは、既存メディアに対しての強い不信と不満である。フジテレビとニッポン放送、そしてホリエモンの握手には白けたが、日枝会長の「ニッポン放送の完全子会社化を実現する」という言い方に、メディア後進国・日本の水準を感じた。 新聞社がテレビ局を持ち、テレビ局がラジオ局を支配する----クロスオーナーシップは、多くの国で禁止されているとビデオ・ジャーナリスト神保哲生氏は語った . . . 本文を読む

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郵政民営化と年金積立金

テレビ朝日の報道ステーションを見ていたら、大阪市職員互助組合のお手盛り問題と、第３セクターの箱もの事業に「郵貯・簡保」マネーが流れているというチャートが登場した。そこに、年金資金（年金積立金）も同様に流れているといういうことを示して欲しかった。 　小泉純一郎氏の掲げる「郵政民営化」のそもそもの論議の中には、特殊法人などが吸い尽くしている国民の資産（郵便貯金・簡易保険・年金積立金）の蛇口を閉め . . . 本文を読む

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中国における「反日デモ」の激化について

先週は北京、今週は上海で大規模な反日デモが起きた。日本領事館が包囲され、赤ペンキを投げつけられ、投石を受けた。付近の日系コンビニや日本料理店も被害を受けた。デモを見ていた日本人が追われてケガをするということもあった。 　上海には３万４千人の日本人が住んで、ビジネスの一大拠点となっている。高層ビルが次々と建設され、日本も含めた海外からの投資が続いている上海で、先週の北京に続いた暴力的なデモがあ . . . 本文を読む

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小選挙区制度導入が生んだ無気力国会

　竹中半蔵大臣が、衆議院総務委員会に出席しなかったことで、野党第一党の民主党は全委員会での審議拒否を辞さずと発表した。チラリとどこどこ日記のテーマとしようと思いながら、どうせ４８時間以内（週明け月曜から火曜）で妥結してお茶を濁すのだから┄┄┄┄と予言的に記すのも面白くないなと考え、そのうちに忘れてしまった。 　永田町を離れて２年、ようやく娑婆の空気 . . . 本文を読む

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ホリエモン騒動の後に残ったもの

ライブ・ドアのプロ野球参入をめぐってのゴタゴタ劇の後で、楽天が登場し、ソフトバンクが参入した。一方、プロ野球の視聴率はドル箱だったはずの巨人戦でもがた落ちとなり、史上最低を更新している。 ニッポン放送株の大量取得から、フジテレビへの支配を狙ったホリエモンも、楽天ならぬソフトバンク・インベストメント(SBI)の北尾吉孝氏の突然の登場で、すっかり元気がなくなった。 新聞や週刊誌が細かく報じて . . . 本文を読む

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憲法調査会最終答申を前に考えること

第二次世界大戦は、おびただしい人命を奪い、傷つけた。戦争で荒廃した廃墟に立った日本国民は、「二度と戦争を起こさない」ことを心から誓った。日本国憲法をつらぬく平和主義は、まさに日本国民の総意として打ち立てられたものだ。 　戦後６０年、日本国憲法９条は歴代の自民党政権を縛り、朝鮮戦争にもベトナム戦争にも参戦をすることなく、半世紀を超えて戦闘・交戦を禁止した平和憲法を持つ国として日本は世界各国に認 . . . 本文を読む

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子どもの日を前に、「チャイルドライン」を広げよう

　昨年の年金国会の採決後に、女性が生涯に生む子どもの数の平均数＝合計特殊出生率が「1・29」であることが明るみに出た。年金審議の最中にその数字を厚生労働省が握りつぶしていたのではないかと批判が出たのは記憶に新しい。 「生めよ、増やせよ」と軍国主義時代の日本じゃないから、掛け声だけでは子どもは増えない。子どもを生んで育てやすい社会かどうか、また生まれてきた子どもたちが大切にされる社会かどうか--- . . . 本文を読む

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桜吹雪の舞う等々力渓谷を歩いてきた

今日はかねてから計画していた元気印ウォークラリーで、等々力渓谷（世田谷区）を歩いてきた。東急大井町線の等々力駅の地下化計画がもちあがって、等々力地域の住民が立ち上がっている。 　今日は玉川区民会館に集合。カメラマンの成田康裕さんがパワーポイントを駆使しながら、今回の計画を説明。東急田園都市線・新玉川線の混雑緩和のために、大井町線に急行を走らせるために、等々力駅の地下を急行通過用の線路と各駅停車 . . . 本文を読む

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