約1年の歳月を費やし、国連広報センター問題から出発して日本政府の国連機関への過去の支出方法について調査・研究を重ねてきた。明日は、海賊・テロ特別委員会において、その総決算となる質問を行う。そもそも、ソマリア沖の海賊はなぜ発生したのか、歴史的な経緯をひもとけば「ソマリア内戦と無政府状態となる歴史」に突き当たる。湾岸戦争後の1992年12月、日本政府は「ソマリア信託基金」に対して1億ドル(129億円)の拠出を決定し、国連及びアメリカを中心とした多国籍軍(統一タクスフォース)にいたる活動支援に動いたという記憶がある。それから、15年の歳月が流れた。「ソマリア信託基金」には4,371,000ドルもの残余金があり、2001年に誰も知らないところでユニセフ、国連開発計画などの機関に「振替」られたというのだ。 . . . 本文を読む

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