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石井紘基衆議院議員が刺殺された10月25日から8年が経過した。 昨夜、テレビ朝日『ドキュメンタリ宣言』で大野記者が長期間にわたって独自に取材を進めてきたことが放送された。内容的には、必ずしも「新事実」が明らかにされたわけではないが、「動機は個人的怨恨」との供述で法廷の場も通した受刑者が、「頼まれた」「デタラメを言ったのは、依頼した人の顔を潰すことになるから」と面会で明らかにしたということは衝撃的な証言だった。 . . . 本文を読む


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今日は久しぶりに一時帰国している飛幡祐規さんと、食事をしながらフランスの現在を伺った。スキャンダル続きのサルコジ政権を揺るがしているのが、「年金改革反対デモ」で彼女の高校生の息子もさっそうとデモに出かけたそうだ。日本で「後期高齢者医療制度」反対デモに大挙して高校生が参加しているようなもの。グローバリズムが押し寄せ、サルコジ政権まで誕生してしまったフランスだが、「社会的連帯」「世代間連帯」は健全に残り、若者の不安定雇用に高齢者が怒り、高齢者の直面する年金改革に高校生が連帯するという構図は残っているようだ。レイバーネットから、飛幡さんのレポートを転載する。 . . . 本文を読む


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寒さと言えば、今晩は『芳泉』について書いてみたい。『芳泉』というのは、入浴剤の名前だ。私の友人に、30数年前から「水俣」に移住して水俣病患者さんの支援をしながら仕事を興してきた相思社のメンバーとなり、現在はガイア水俣で働らく高倉史朗さんがいる。毎年、『甘夏』を購入してきたが、ある年に『芳泉』という入浴剤を扱っていることを知って注文してみた。 . . . 本文を読む


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さきほど、TBS「報道特集」で検察審査会を取り上げた。旧知の金平茂紀記者はニューヨークから帰ってきたようだ。かつて「報道のTBS」と呼ばれていたことを見いだすのが難しいぐらい低迷している現状を建て直してほしいと感じる。番組は、「検察審査会」を取り上げていた。 . . . 本文を読む


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 大林検事総長の記者会見は、予想された通りに平凡なものだった。柳田法務大臣の対応も生ぬるく、「検察組織の腐敗の摘出」にむけた抜本策にはなっていない。郷原信郎氏からメールで送られてきた論考は、大阪地検事件は特別公務員職権濫用罪が相当だとわかりやすく指摘する内容で、郷原氏の了承を得て、ここに転載することにする。 . . . 本文を読む


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今日まで4日間、自主制作映像ドキュメント『八ッ場ダムはなぜ止まらないのか』のために現地ロケをしていたために、ブログの更新が滞りました。9月29日~30日にも訪れているが、まずは工事が急ピッチで進んでいることに驚く。この情景を見て、ダム工事が止まったと思う人は誰もいない。 . . . 本文を読む


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京都の若手劇団「笑いの内閣」が先月上演した『非実在少女のるてちゃん』と題する芝居が、石原東京都知事が物議をかもした「東京都青少年健全育成条例」をパロっていることを理由に、「反社会的である」として東京公演を申し込んだ劇場から使用を拒否されたと聞いて、驚いた。なぜなら、私はこの劇団の主宰者と先週会って、東京公演についての抱負を聞いていたからだ。ツイッターでこの件について触れると、反響が大きく拡がった。一連の経過をまとめて記すことにしたい。 . . . 本文を読む


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2回目の「起訴相当」の議決で「強制起訴」の権限を有する検察審査会が議事録さえ公開されず、唯一無二の公開情報だった「審査員の平均年齢30・9歳」が誤りだったことが昨日、判明した。事務局が訂正した平均年齢は「33・91歳」だったが、これも「間違いではないか」という問い合わせが各方面から殺到。情けないことに再訂正した年齢は「34・55歳」となった。この「34・55歳」は、東京第5検察審査会の1回目の「起訴相当議決」の時の平均年齢とコンマ以下2桁まで一緒。もちろん、人員は入れ替わっている。 . . . 本文を読む


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1年前には、「八ッ場ダム」は集中豪雨的に語られた。政権交代後の「公共事業見直し」のマニフェストのシンボルとして扱われ、危機感を持った旧与党(自民・公明)の推進側も、下流の都県知事を巻き込んで、「断固推進すべし」との大合唱をした。そして今、1年前の喧騒がウソのように忘れ去られ、ダム関連工事が進んでいる。「政権交代から1年」を検証するには、八ッ場ダムこそ避けては通れないテーマである。   . . . 本文を読む


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昨夜は、早野透さん,岡本厚さんという旧知のジャーナリストをゲストに、保坂のぶとフォーラム第一回の『政治はどこへ行くのか』をプラザエフで開催した。会場には大雨にもかかわらず100人の聴衆が集まってくれて、3時間にわたる議論に耳を傾けてくれた。「政権交代から1年をふりかえる」という趣旨で、議論を進めていったが、この3週間だけでも「民主党代表選挙」(9月14日)「検察証拠改竄事件」(9月21日)「前大阪地検特捜部長・副部長逮捕」(10月1日)「検察審査会小沢氏起訴相当議決」(10月4日)と激震が続き、どうしても話し足りない部分があった。「保坂展人はこれからどこに行くのかを語れ」という声もあり、それは2回目以降の課題となった。 . . . 本文を読む


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 八ッ場ダムがつくられようとしてきた水没予定地。昨年、歩いた時に比べるとはるかに人家は少なくなってきている。代替地に移転をすませた家屋は取り壊され、つい先頃までの集落は敷地の石垣や基礎を残すのみという「もっとも新しい遺跡」のような様相を呈している。かつて畑だった草地に、イノシシが草をはんでいた。よく見ると、2頭いる。このあたりにイノシシが出ているというニュースを見たことを思い出した。 . . . 本文を読む


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昨夜、行なわれた『ニコニコ生放送』は、けっこう大きな反響を呼んだ。インターネットテレビが、検察審査会による「起訴相当議決」発表の翌日という決定的なタイミングで、ライブ中継され2万人が試聴したということは、数年前まで考えられなかった。しかも、アーカイブで事後的にアクセス出来るようになっているので見逃した人も見ることが可能。しかも、「ニコニコニュース」には当日の概要と重要な資料がアップされた。 . . . 本文を読む


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 昨日の午後、岩波書店で今度フォーラムをやる岡本厚さん(『世界』編集長)と話している時、東京第5検察審査会が「起訴相当」の議決をしたというニュースが流れた。小沢氏の「強制起訴」が決まったのだ。その直後、この「起訴相当」の議決があったのは、9月14日民主党代表選挙の当日だということが判明し、従って9月21日以降の「大阪地検特捜部・証拠改竄事件」で激震が続いている検察不祥事の情報は加味されていないことがわかった。 . . . 本文を読む


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大阪地検特捜部の「証拠改竄」事件の発覚から10日余り、直後に最高検に逮捕された当時の前田主任検事に、先週末は大坪前特捜部長、佐賀前副部長の逮捕と「検察組織」に激震が走った。検察庁の庁舎や検事宅に最高検の捜索が入るという異例事態が起きているが、前部長・副部長の容疑が「犯人隠避」である以上、かれらより上に事件は延びないという裏のメッセージも読み取れる。 . . . 本文を読む


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昨夜は、大坪弘道前大阪地検特捜部長と佐賀前副部長が最高検に逮捕されるという異例の事態となった。「証拠改竄」を知りながら、これを隠そうとしていた「犯人隠避」の容疑での逮捕は、衝撃を与えた。くしくも、昨日(2010年10月1日)に、三井環元大阪高検公安部長ら1058名が検察官適格審査会にあてた「審査申立書」を提出した。私は、昨日まで『週刊朝日』に原稿執筆するために、検察官適格審査会についての資料を集めて、取材を進めてきた。そして「検察官適格審査会がなぜ機能しないのか」「機能させるには、どのツボを刺激すればいいのか」が、おぼろげながらに見えてきたのである。 . . . 本文を読む


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