今度は閣僚からの迷言が出た。麻生外務大臣が本日の衆議院外務委員会で、中川昭一政調会長の「選択肢として核(の議論)ということもある。大いに議論した方がいい」とテレビで発言したことに関連して、ほぼ同様の見解を述べた。「隣の国が(核兵器を)持つことになった時に、(日本が核保有の是非を)検討するのもだめ、意見の交換もだめというのは一つの考え方とは思うが、議論をしておくのも大事なことだ」と述べた。「非核三原則を維持する政府の立場は変わっていない」(毎日新聞13時29分更新より)というもの。中川発言に対して、塩崎官房長官以下火消しにまわったのを御破算にした発言で、「非核三原則を堅持するという政府の立場は変わっていない」と前置きしているとはいえ、「大いに核武装を検討する議論をした方がいい」というのであれば、完全な閣内不一致である。「今は非核三原則だけれど、核武装の議論をタブーとすべきでない」というのなら、唯一の被爆国として核廃絶をめざしてきた日本の立場は崩壊することになる。
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