今朝、新聞を開いてみたら朝日新聞の政治面に「国連支出情報30年間保存へ」という小さな記事が出ている。昨年から1年かけて積み上げてきた追及の一里塚がようやく巡ってきたとの小さな感慨がある。これまでの経緯を知らない読者にはよく分からないかもしれないが、日本は湾岸戦争後の90年代前半に、ソマリア復興のための国際的な支援活動を行なってきた。国会でいくら出したのかと問うと「1億ドル(129億円)のソマリア信託基金と2700万ドルの人道援助などです」と答弁する外務省に対して、平成5年(1993年)の予算・補正予算・予備費などで「ソマリアPKO分担金等」で括られた経費が375億円(当初は400億円台だったが、重複分が判明したのでこの金額に確定した)も存在することを突きつけ「具体的に何に使用したんだ」と質問すると、とんでも答弁が返ってきた。それが、「外務省の会計書類は5年の保存期限を経過しているものは廃棄しているために、今はお答えすることが出来ません」
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