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横浜地方裁判所で行なわれた裁判員裁判で初の死刑判決が出た。 凄惨でむごい強盗殺人事件であり、情状酌量の余地はないと裁判長は死刑を告げた。問答無用で死刑判決となった訳ではなく、裁判員は苦悩し躊躇しながらこの判断に傾いたと思われる。今回は、死刑事件に立ち会った裁判員の立場から考えてみたい。 . . . 本文を読む

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昨夜の『ニコ生』では、「検察・検察審査会」が話題となった。2時間の討論をしながら、私自身も初めて知ることも多く、驚かされたのは、「東京第5検察審査会」の開催状況・議事録をめぐる国会答弁だった。有田芳生参議院議員が紹介していたが、「記録は存在しましせん」「何回、審査会が開催されたかは承知していません」と答えているという。事務局の「平均年齢」の計算違いで発表が二転三転したことや、最後に帰着した「平均年齢34・55歳」が1回目の議決時と2回目の議決時が同一数値という信じがたい発表にも疑念を抱いたが、「審査会を何回やったかは覚えていません」というのは絶対にウソだし、こんなデタラメ答弁を認めている国会も情けない。 . . . 本文を読む

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裁判員裁判における初の死刑求刑事件の判決は、「無期懲役」であった。 私は、改めて裁判員裁判における死刑判決のあり方について、早急に立法措置をすべきだと考える。今朝の朝日新聞は社説で「死刑に関しては、判決は全員一致を条件にするべきだという主張もある。皆がそれ以外の選択がないと判断する場合に限るという考えに異論はない。一方で、本来秘密である個々の裁判員や裁判官の意見を明らかにすることと同じことになり、評議にも影響を及ぼしかねない。問題点を整理しながら、検討を進めなければならない」と書いている。「だから多数決を維持すべきだ」と言い切ってないので議論にならないが、「死刑判決の全員一致制」に反対する理由は「評議に秘密が脅かされる」というだけなのだろうか。 . . . 本文を読む

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昨夜、『凍りついた「検察官適格審査会」秘話』を書いたら、各方面から予想外の反響をいただいた。これまでは、法務委員会でいくら質問しても記事にした記者はゼロで、国政報告などで語っても「保坂さん、少しお話の内容がマニアックじゃないでしょうか」とご忠告を受けたりして、「これは制度不全だよな」と熱く怒る私の感覚はなかなか共有されなかった。国会議員(衆議院4人+参議院2人)が構成メンバーでありながら、「検察官適格審査会」の名を関係者以外の国会議員自身がほとんど知らない。私も、7年前に与謝野馨さんが「さて、検察官適格審査会に行ってくるか」と独り言をつぶやいたので、「また自民党でそんな機関を勝手に作ったんですか」と真顔で聞いてしまったぐらいだ。裁判官訴追委員会・裁判官弾劾裁判所の存在を知らない国会議員はほとんどいないのは、衆議院議員会館の一角に訴追委員会も弾劾裁判所は、相当額の予算と事務局員を置いて、それなりのスペースで置かれているからだ。(このふたつも自民党政権下でほとんど機能しなかった……) . . . 本文を読む

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裁判員裁判が始まっている。 長すぎる「解散・総選挙」の政治日程の合間で、裁判員裁判の開始が大々的に報道されたが、「裁判員が質問した」と大騒ぎしている法廷の実況中継には強い違和感を感じた。また、犯罪被害者の法廷参加も作用して検察側の求刑に近い判決が出たことも、私たちが指摘した通りだった。まもなく、「裁判員裁判で初の死刑適用」が焦点となる事件が話題となるのも時間の問題だろう。裁判官・検察官という司法官僚に挟まれて「市民の法廷参加」が形式的なものに終始することがないように見直しが急がれる。 . . . 本文を読む

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今日、最高裁判所を呼んで、かねてから投書によって把握していた裁判員候補・裁判員に対しての「日当ソフト」の欠陥を質した。簡単に言えば、お役所仕事で、鉄道、船舶などの運賃は実費精算されるが、バス代金の全国ソフトが入手出来なかったために、キロあたり37円という精算になってしまうという仕組みであることが判明した。つまり、どんなに最短距離であってもバス代を請求すると「旅費日当計算プログラム」のデータ外なので、実費精算が出来ないという事態になるということだ。 . . . 本文を読む

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本日、裁判員制度を問い直す議員連盟の勉強会が開催された。「裁判員候補となった国民の辞退事由」がテーマだった。マスコミの冒頭撮影が終わると、最高裁判所と法務省の担当者が説明席に座った。約1時間のやりとりで、改めて制度の危うさと「各裁判所の判断」に委ねられた「辞退可」「辞退不可」の判断基準の線引きに曖昧さを感じた。 . . . 本文を読む

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残された会期内で裁判員制度の議論も煮詰めていかなくてはならない。明日6月3日は、最高裁と法務省を呼んで「辞退事由」についての勉強会を開く。「ママさんバレーのエース選手は辞退可」「プロ麻雀棋士は大会参加の場合に辞退可」「ナンバーワンホステスは常に多忙なので辞退可」など、突っ込んで聞いてみたい内容が多くて今下調べをしているところだ。また、「守秘義務の罰則削除・軽減法案」についても延長国会で他の改正点とあわせて早期に提出したいと考えている。 . . . 本文を読む

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裁判員制度を見直す議員連盟の総会で採択した声明を昨日は紹介した。今日は、総会でどのような意見が参加議員から出たのかをメモをめくりながら記しておきたい。毎日新聞の記事には、「政府関係者は『大きなうねりにはならないと見る』」とあるが、自民・公明両党が頑なに「裁判員制度には指一本触らせない」と議論さえ拒んでいるのでない限り、何を根拠に「政府関係者」は判断するのだろうか。私が聞いた政府関係者は「議員連盟60人は予想外だった。社民・国民新党以外には拡がらないだろうと思っていた」と、とくに民主党内での議員連盟のメンバー拡大に懸念を示していた。 . . . 本文を読む

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裁判員制度が、ついに施行された。午後1時衆議院第2議員会館にて「裁判員制度を問い直す議員連盟の総会が開催され、議員本人30人、代理出席21人の計51人にあわせて、弁護士や市民、報道陣もあわせて120人が集まった。議論の内容は、後ほど紹介するが、本日採択された声明をアップしておく。 . . . 本文を読む

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裁判員制度の施行が明日に迫っている。だからこそ、私たち裁判員制度を問い直す議員連盟は『裁判員制度の凍結、見直しにむけた12の論点』を発表し、裁判員、及び裁判員候補となるすべての国民にとって、未解決の課題を整理するまでは「凍結・延期法案」を提出し成立させることで、議論の機会をつくろうというものだった。だが、最大野党の民主党内での意見調整がつかずに「提出直前」で機会を逸してしまったことは、返す返すも残念だ。だが、今日になって私たちの議員連盟に参加する手続きをすませた議員が一挙に10人増えて、全体で60人となった。4月1日に、20人あまりで発足した議員連盟が3倍に膨張したということになる。そして、明日1時からの総会では、裁判員制度のスタートと共に国会での議論を加速させるために、いくつかの提案をする。 . . . 本文を読む

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昨日は新型インフルエンザのことを書いた。夜には中川智子さん(宝塚市長)から電話があって、現在の「発熱外来」にのみ治療をまかせる国の方針では、現場はすでに対応出来ず、早々に方針を変えるように国にも働きかけてほしいとのことだった。午後1時には、国会内で厚生労働省の担当者も呼んでヒアリングをする。冷静に、かつ機敏に対応するのは難しいと理解はするが、急激な感染者の拡大は従前の厚生労働省の予測を超える事態だろう。 . . . 本文を読む

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本日は、民主・社民・国民の野党三党でつくる「かんぽの宿疑惑追及チーム」で 朝から総務大臣室を訪れ、鳩山総務大臣に申し入れを行った。「総務省の調査報告」で明らかになった不正・ルール違反の数々を根拠として「特別背任」(未遂)の疑いで東京地検に告発をしに行くことを告げると、鳩山大臣は「明らかな不正義だ」とコブシを握ってみせた . . . 本文を読む

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5月12日、裁判員制度の凍結をめざす院内集会が「裁判員制度を問い直す議員連盟」の14名の国会議員(17人の代理出席)と、弁護士・市民・報道陣など約100人が第2議員会館に集まった。4月28日に確認した「12の論点」をもとに裁判員制度の凍結・延期を求める活動に、多くの国会議員が参加してきている。この日、議員連盟は53人となった。法案提出が可能な人数をはるかに超えているので、時間との勝負ともなる。だが、仮に5月21日を超えたとしても、この制度に多くの問題点があることが判明した以上は、国会の責任で徹底的な議論を行うまで凍結するという議論は、むしろ拡がるのではないか。 . . . 本文を読む

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ちょうど2週間前(4月30日に阿佐ヶ谷ロフトで開催した『裁判員制度に異議あり』の冒頭の動画をブログに貼りつけたところ、2500人を超える人が見てくれた。しかし、この冒頭部分は「西松建設事件と政治資金規正法」をめぐるやりとりで、肝心の裁判員制度の問題点に言及した部分をアップするのが遅れていた。今日、ここにリンクするので、どうぞ御覧いただきたい。冒頭部分を見た方は2から見ていただきたい。 . . . 本文を読む

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