今日、衆議院本会議を新テロ特別措置法が通過していった。昨年、参議院選挙の与野党逆転を受けて「徹底抗戦」をした法案が、たった二日間の委員会審議で通過する……。社民党のヒアリングでは、警戒心が緩んだのか外務官僚たちが海上自衛隊が給油した艦船が、そもそもの「海上阻止活動」に加えて「アフガニスタン空爆」などの任務も兼ねていた場合に、「我が国は、あくまでも海上阻止活動に携わる艦船への給油をしているが、大方の場合は複数の任務を兼ねている艦船が多く、海上阻止活動以外の他の任務を制約することは出来ないのです。油は混じってしまいますし」と、日本の海上自衛隊が給油した艦船がアフガニスタン空爆の任務を持って動いている可能性を否定しなかった。まさに、憲法違反そのものである。去年よりアフガニスタン情勢は悪化している。「軍事的アプローチ」が逆効果を生んで新タリバン勢力を増長させているという指摘もあり、ペシャワール会の伊藤和也さんが殺された事件からほんのわずかしか経過していないのに、国会における海上自衛隊の給油活動に対する監視・事実確認がおざなりになっていることに危惧を覚える。こんなことでは、シルビアン・コントロールは有名無実となってしまう。 . . . 本文を読む

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