連日、報道されている元厚生事務次官への連続殺傷事件について、重苦しく、やりきれない思いで受け止めている人も多いことだろう。まずは、亡くなってしまった山口剛彦・美知子夫妻に心からお悔やみを申し上げると共に、怪我をされた吉原靖子さんに一日も早い回復を祈ります。こうした問答無用の暴力=殺害行為は、いかなる理由があっても許されるべきではない。ニュースが洪水のように流れくるが、ふたつの事件が「同一犯」によるものかどうか断定出来る証拠はまだなく、また「声明」などの発表もないために、捜査の行方を見守っていきたいと思う。ただ、宅配便を装うなどの手口に共通点もあり「元厚生事務次官」の家が偶然に襲われるという確率は極めて低いことから、「年金」や「医療」をめぐる過去の厚生省幹部が狙われた疑いも強く、仮にそのことが事実であれば、影響は計り知れない。
社会不安をテロで突破する事件が相次いだ昭和初期がそうであったように、民主主義と議会の危機として受け止めたい。 . . . 本文を読む
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