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大晦日の朝10時、日比谷公園には多くの人々が集まってきていた。「派遣村」の開村式がまもなく始まる。派遣・非正規労働者切りなどで仕事と住居を失った人たちが村民として登録し、労働・生活相談をしたり、住居を斡旋するというもの。ボランティアはまたたくまに200人を超えて、登録した村民は70人(午後1時現在)だった。まさに、大量の労働者の生首が飛んでいる時代だからこそ、連合・全労連・全労協と立場や主張の違いを乗り越えての「派遣村」の誕生だ。 . . . 本文を読む

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国会も永田町も静まり返った29日の朝、衆議院議員会館に私たちは集まった。先週から要請していた河村官房長官に「基金創設構想」への協力と理解を求めるためだった。すでに総理官邸が「仕事納め」の後だったので、議員会館での会談となった。午前10時からの会談では、福島党首が「中途解約」や「雇止め」をされた非正規労働者を支援するために自治体が中心となって人員削減した企業にも拠出を求めて緊急雇用安定基金を創設することを提案した。すでに、大分キヤノンでの1100人削減問題でキヤノン幹部とも意見交換をしており、前向きの回答を得ている。もちろん、企業はキヤノンだけではないが大分をモデルケースとして全国に広げてはどうかという内容である。 . . . 本文を読む

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 一昔前、小泉純一郎という人気者の総理がいた。彼は、物事を単純化してみせるのが得意で、「郵政民営化にyesかnoか」という05年9月11日の総選挙などが、小泉政治の真骨頂だった。また、彼は詭弁の達者な総理だった。「イラクのどこが戦闘地域で、どこが戦闘地域でないのか」という問いに対して、「そんなことわかるわけないじゃないか。自衛隊のいるところが非戦闘地域だ」と非論理の極を行く答弁をしてもメディアは甘く許容した。この小泉総理が「派遣」や「非正規雇用」のことを、「働き方の多様性があっていい」と推進してきたことを私は忘れない。 . . . 本文を読む

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厚生労働省は、10月から来年3月までの製造業などで働いてきた派遣・請負労働者の「雇止め」「中途解約」などの失業が8万5千人になる見通しだと発表した。社民党の福島みずほ党首の要求のもとに、前回は3万人と発表した時点でも大騒ぎになったが、わずか1カ月足らずで5万5千人も増加したことになる。政府の雇用対策も後手後手にまわり、大手企業が自由自在に雇用カットすることに有効な歯止めがかけられないままに失業し、住居を失う人たちが急増している。11月の段階では「社会問題」として語られたが、これはすでに「天災」ならぬ制度変更による「人災」だが、「災害」であり、その犠牲となった人々は「被災者」として社会的に支援しなければならない存在になった。同時に、大量解雇に歯止めをかける政策を発動しないと、さらに失業者群は膨張していき中小企業や、大手企業の正社員まで解雇が連鎖していく「雇用クラッシュ」となる。 . . . 本文を読む

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今年になってから2度目の社民党本部での生放送。ニコニコ動画で『非正規切りは許さない 社民党・労働政策トーク』が本日4時から中継される。福島みずほ党首に、池田一慶(ガテン系連帯共同代表)・鴨桃代(全国コミュニティ・ユニオン連合会<全国ユニオン>の初代会長となり、現在もその職にある)がユーザーの声に答える。進行役は私がつとめる。「非正規切り」の嵐が吹き荒れる中で、反撃の動きも大きくなってきた。今日は最新情報とともにみんなで考える番組にしたい。 . . . 本文を読む

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 昨日は、クタクタになって帰ってきたが、キヤノンは大分に続いて宇都宮工場でも600人の削減を発表している。大分でキヤノン側が私たち社民党調査団と面会したのも、こうした事情があってのことだったようだ。大分で社民党調査団にキヤノン側が答えた「地元自治体が緊急雇用安定基金を呼びかけたら参加する意志がある」というニュースは、なぜか九州ローカルに止まっていて、全国には伝わっていない。信じがたいことだが、メディアの中には「キヤノンが基金に拠出をするなんてことはないだろう」という見立てをする人たちもいるようだ。改めて、明日から情報発信をし直されなければと考える。 . . . 本文を読む

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本日、朝8時30分に全日空ホテルでキヤノン本社の諸江明彦専務取締役と飯塚守大分キヤノン代表取締役社長と私たちは1時間あまり意見交換した。キヤノン側は、雇用関係は下請会社にあり直接の関与をしていない旨の説明をしたが、「多くの人たちが職や住まいを失い年の瀬に路頭に迷っている。自治体が住まいを提供したり、大分県には100万円を匿名で寄付して失業して困っている人に使ってくれという市民もいる。キヤノンは傍観していていいのか」と問うた。「私たちも胸を痛めているんです」と諸江専務が答えたので、私たちは具体的な提案をしてみた。ずばり、自治体が緊急雇用安定基金(仮称)などの枠組みをつくったら、キヤノンも参加するかどうか。すると、「必要があるんでしょうね。ただ、焼け石に水と言われてもいけないし」との回答。さきほど空港で見た大分ローカルのテレビニュースは、「キヤノン、自治体の基金に参加を検討」と大きく報道していた。 . . . 本文を読む

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福島みずほさんの父、福島行人(ゆきと)さんが亡くなった。17日の木曜日の夜に容体が急変し、気丈な彼女は翌日の参議院厚生労働委員会での野党3党提案の雇用対策4法案の審議に参加して宮崎に飛んで帰るはずだったが、残念ながら間に合わなかった。今日は、宮崎メモリドホールのお通夜に杉並区内での街頭演説を午後3時に終えて電車と飛行機を乗り継いで駆けつけた。1時間あまりの読経と参列者の御焼香を終えて、福島みずほさんが挨拶した。 . . . 本文を読む

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昨日は時間がなくて、十分に記事を書けなかったので、もう一度「小中学生の学校への携帯電話持ち込み禁止」について考えてみたい。おおむね親たちは「賛成」の声が多いようだが、本来は家庭の問題だと私は考える。「携帯買ってよ。みんな持ってるんだから」という子の求めに折れて買ってあげるが、公権力が強制的に規制してくれるならありがたいという本音ものぞく。もともと商業都市として自由な気風を保ってきた歴史のある大阪で、こと「子ども」に関することになるとジョージ・オーウェルの「1984年」顔負けの管理・監督を当然の前提とする発想が、全国でも突出していると私は感じてきた。 . . . 本文を読む

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雇用情勢が悪化しつつある今、野党3党は今朝8時から三宅坂の社民党本部のある社会文化会館ホールにて民主、社民、国民の3党による総決起集会が行われた。参議院厚生労働委員会で審議に入り、本日中の採決をめざすというもの。こうしている今も、参議院で厚生労働委員会の与野党のやりとりが進んでいる。麻生内閣が、ピタリと止まったまま具体策を動かしていけない時に、雇用に対するセーフティネットを可能な限り、緊急に整備しようという提案だ。法案の内容は、麻生内閣も方針化していることも多く、本来なら与野党で折衝し成立させるべきものだが、与党側は年内の国会会期内に成立させるつもりはないようだ。 . . . 本文を読む

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来年の5月実施予定の「裁判員制度」に多くの国民・市民が不安や懸念を抱いている。そして、不思議なことに3か月も開いている臨時国会では、この裁判員制度についてほとんど議論がされていない。衆議院法務委員会で私は、「国民の間で関心の高い裁判員制度の集中審議をぜひやりましょう」と提案した。「それは大切なテーマだ。ぜひ、やりましょう」と与野党一致した声が出て、臨時国会で遅きに失したとはいえ、「裁判員制度の集中審議」が行われることになって、しっかり準備しようと思っていた。しかし、先週開かれた理事会で与党側から「集中審議の後に法務委員会として決議をしたい」という申し出があった。「決議」と聞いて、今後の展開を予測した私はこう述べた。 . . . 本文を読む

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今日、福島みずほ党首、渕上貞雄副党首と厚生労働省の大槻職業安定局次長に申し入れを行った。経済情勢の悪化と雇用の危機が一段と進行している中で、雇用保険というセーフティーネットが「派遣」や「下請けの請負労働者」に十分に機能していないのではないかという危機感を持ったからだ。実際に、12月11日に実施した社民党・愛知県豊田市の雇用促進住宅の視察では、「派遣切り」の対象となり失業した人々のどれだけの人たちが雇用保険に加入しているかどうかは「まったく把握していない」ということだった。雇用保険の受給申請にハローワークの窓口に来るのは、もちろん雇用保険に加入をしている人たちだけであって、未加入の人たちは首を切られた街のハローワークに出向く理由もない。今日は、非正規労働者のどのぐらいの人たちが雇用保険に加入しているかどうかの実態調査を厚労省に強く要望した。 . . . 本文を読む

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今日、福島みずほ党首、渕上貞雄副党首と厚生労働省の強い職業安定局次長に申し入れを行った。経済情勢の悪化と雇用の危機が一段と進行している中で、雇用保険というセーフティーネットが「派遣」や「下請けの請負労働者」に十分に機能していないのではないかという危機感を持ったからだ。実際に、12月11日に実施した社民党・愛知県豊田市の雇用促進住宅の視察では、「派遣切り」の対象となり失業した人々のどれだけの人たちが雇用保険に加入しているかどうかは「まったく把握していない」ということだった。雇用保険の受給申請にハローワークの窓口に来るのは、もちろん雇用保険に加入をしている人たちだけであって、未加入の人たちは首を切られた街のハローワークに出向く理由もない。今日は、非正規労働者のどのぐらいの人たちが雇用保険に加入しているかどうかの実態調査を厚労省に強く要望した。 . . . 本文を読む

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12月5日の議事録がHPにupされた。今日は、そのやりとりを掲載することにする。 途中で麻生総理が(うるせえな)と乱暴に居直る場面がある。民主党の若手議員のヤジに逆切れした場面がある。そのあとが面白い。経済の危機は雇用の危機だという認識が麻生総理が十分に持っていなかったことが分かってくる。この質問から1週間で、麻生内閣の雇用政策に一部取り入れられている。 . . . 本文を読む

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年金制度を調査しながら、私は「雇用保険」のあり方について問題点をまとめようと準備をしていた。やや消化不良の形になったが、郵政解散のあった05年11月に 『官の錬金術』(保坂展人・岩瀬達哉・大川豊 WAVE出版)という本を出している。「雇用保険」問題を徹底的に議論する用意をしていたのだが、 3年前の今頃は「耐震偽装」一色となり、そのうちに次々と政治テーマが降り注いできて、なかなか雇用保険問題を提起することが出来なかった。今回は、世界的不況と「派遣切り」「非正規雇用の削減」が社会問題化して、短時間のうちに3年前に準備していたファイルを取り出して、社民党の提言をまとめるのに役に立てることが出来た。 . . . 本文を読む

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