図書館に行くと、わたしがまず向かうのは映画や芸能の棚。それから日本文学、海外文学、エッセイと向かう。途中で(自分で決めている)5冊に達するので、総記や歴史、哲学や宗教の棚にまで達することはまずない。
ところが、近ごろは美術の棚にはまっている。いしいひさいちや江口寿史、そしてガロ系の漫画がらみは当たりだった。
で、そのなかにこの本は分厚く存在主張。題して「ロゴ・ライフ 有名ロゴ100の変遷」。オランダでブランディングの仕事をしている著者が、誰でも知っているグローバル企業100社の創業時からのロゴをまとめたもの。
これがね、めちゃめちゃ面白かったんですよ。自国民だけを相手にしていればいい企業と違い、これらグローバル企業はまずロゴでイメージを顧客にたたきつける。そのデザインを変更する理由は
・企業のコンセプトや取り扱う商品が変わった
・合併するなどで変更せざるをえなくなる
・変更したデザインが不評なのでもとにもどす
などなど。その企業の歴史を象徴している。
まずはこの本の表紙をよーく見てもらおう。Logo Lifeのそれぞれの文字に見覚えはありませんか?わたしたちが常に目にしている文字なんです。……正解は
L レゴ
O モービル
G グーグル
O マイクロソフト
L ボルボ
I IBM
F フォード
E ペプシ
さあ、次号からはそれぞれの企業について、ロゴでいくつか考えてみましょう。PART2につづく。
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