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それでは異動について近県はどうなっているだろうか。
もっとも山形に近い形になっているのは福島。内々示があって、平均して6年ぐらいが一校在職期間。
秋田は内々示はなし。いきなり20日の内示(これは青森もいっしょ)で新聞発表が23日。秋田は人事について市町村によってかなり様相が違うらしく、その内示まで情報をまったくもらさない教育長もいるのだそうだ。直線距離30㌔以内は「近距離異動」で、ひとつの学校には平均して3年勤務とのこと。ハードなようだが、これは秋田の特殊事情もあるらしい。この県は市町村合併のときにもふれたように、秋田市だけが巨大な都市で、他は平成の大合併前は5~6万人の都市が点在する形になっている。そして教職員の多くが秋田市出身であるため、公平を期すためにひとつの学校にいる期間は短くしなければならないのだそうだ。ふーん。
また、ちかごろ秋田、岩手、青森の人事は似通ってきているそうで、これは北東北三県の知事の交流が活発で、特に改革派である岩手の知事が「あ、そういうやり方はいいですね」と職員に対してハードな部分をどんどん取り入れていることが影響しているとか。その岩手の内示はおかげで“遅くなって”17日。一校在職は平均して3年。そして新聞発表は20日である。
先日もお伝えしたようにめちゃめちゃに変わっているのが宮城。一昨年からはそんなことはなくなったそうだが、【異動期間】が設けられており、4月に入ってからも前任校に通うことが普通のことだったとか。そして、いつまでもそうしているわけにもいかないので【一斉転勤日】として4月5日あたりで「もういいかげんに次の職場に行け!」という話になるのだとか。知事部局あたりの方法論が敷衍されているのかな。一校在職は3年。まあ、4年に及ぶこともしばしばだそうだが。内々示は1月下旬。内示は3月中旬。そして辞令交付と新聞発表がどちらも3月24日だという。
「へー変わってるなあ」
「どこが?普通じゃん」
宮城の副部長は先日の東京であっさりとかます。自分の県がどれだけ変わっているかはその県の常識で生きているかぎり感得できないという好例。山形にもそれは言える。いったい内示と同日に新聞発表される状況のどこが普通だろう。こんな蛮習があっていいはずがない。どんな問題人事があろうとも、すでに世間に発表されてしまっているという事実がどれだけ「仕方ないかぁ」という結果を生んでいることか。なんとかしなきゃ!
画像は「キル・ビルVol.1、Vol.2」
この作品には数多くの批判が寄せられていて、それはそれでわからなくはない。でも、タランティーノの“センス”が一級品であることだけは疑いない。ラストに梶芽衣子を流すなんて選曲、他の誰が思いつくだろう。素晴らしい映画だ。ごひいき北村一輝がチラッと出ているのでお見逃しなく。
PART6につづきます。
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