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さて112号線。いわゆる、上道(うわみち)。こちらは自動車道と一般道が混在しているあたりでいろいろとむずかしい。しかも下道と違って速度が出がちなので、これまでにこの業界だけでも何人も命を落としています。
確かに速いのはけっこうだけれども、問題はコストパフォーマンス。酒田から山形まで、自動車道をフルに使えばこれだけの料金がかかります。
・酒田~庄内空港 210円
・庄内空港~庄内あさひ 620円
・庄内あさひ~湯殿山 210円
・月山~山形中央 1280円
各種割引を利用しないとすれば、計2320円。どれだけの時間短縮になるかは人によって違うでしょうけれど(笑)、これは微妙な選択。しかも片道で、ですから。
ちなみに、たとえこちらの経路をあなたが通ったとしても県費旅費でこの料金を補償することはできません。
話をもうちょい複雑にしているのがETCという存在。112号線にはいくつかの追い越し車線が用意されていますが、ETCがついていない場合は必死こいて前のクルマを抜くのは考えものでした。だって料金所でスイーと抜きかえされるのが目に見えていましたから。
それに、いちいち料金所でおつりをもらっていたりすると、やけに小銭がジャラジャラになってしまい、運転席や助手席の下にたまっていくのが我ながらなさけなかった。
この路線で気をつけなければならないのは寒河江のオービス。こちらは東根のとはタイプが違って、ループコイル式Hシステムという最強のもの。レーダー探知機を使うのではなく、地中にループコイル(ってなんだよ)を埋めて、車両の接近によりコイルのインダクタンス(だからそれってなんだよ)の変化によって速度を測定。なんだかよくわからないけど最強らしいので気をつけましょう。
画像は「大統領の陰謀」
数十年ぶりに見返してびっくり。「ペンタゴン・ペーパーズ」のラストがこの映画に直でつながってる!
2018年8月号「47と13と112、あるいは」につづく。
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