事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

軍師官兵衛~第三十八話「追い込まれる軍師」

2014-09-21 | テレビ番組

第三十七話「城井谷の悲劇」はこちら

前回の視聴率は予想を下回って14.6%。あ、真裏が珍獣祭りでしたか。しかも梨汁ってことは、わたしが飛島がらみですっかりファンになったふなっしーがフューチャーされたんですね。しまったあ。

しまったじゃないか、わたくしはこの一週間、大河ドラマのためにがんばったんです。いくらなんでも戦国時代のことを知らなすぎると、やはりお勉強はした方がいいな……なにを読もうかな、「播磨灘物語」だと先が読めすぎる(笑)ので、同じ司馬遼太郎でも「関ヶ原」に決定。

びっくりしました。あの長大な物語のラストは、黒田如水(官兵衛)で締めくくられていたんですね。司馬さんは官兵衛と同郷の人だから思い入れがあるのかもしれないけれど、軍事において最高の才をもっていた人物が、息子(長政)にすべてを預けたあと、最後の最後にちょっとした気まぐれをある女性と。うまい。

そして昨日は、「龍馬伝」の脚本家である福田靖さんの講演会に。いやー、いろいろと難癖をつけたりしたあのドラマだけれど、書いた本人はすごくいい人っぽくて、今だから話せますけど……というネタ満載。明日の「HERO」最終回ネタもばっちり。

大河ドラマに関しても、最初に彼が選んだ題材が平清盛で、煮詰まった彼(「やっぱタコ入道じゃないですか」)を「龍馬でいこうよ」とひっくり返したのが今や「るろうに剣心」でブイブイいわせている大友監督だったとか、なにより

「大河ドラマの執筆を依頼されるまで、福田靖は大河ドラマを見たことがなかった」

という驚愕のトリビアも。あー面白かった。明日から特集します。

さて官兵衛。宇都宮鎮房を誅殺した長政と、その息子、朝房を自らの手で刺し殺した官兵衛。黒い親子になっております。

利休が亭主となった茶室で、明への野望を語る秀吉。おそれながら、と意見する官兵衛に石田三成が口を挟む。怒りを露わにする官兵衛は、三成に尻を向ける。ああ、関ヶ原への伏線は着々と。

「わしは黒茶碗は嫌いじゃ」

と当てこすりを言う秀吉。その黒茶碗で思い切り茶を喫する家康。伏線伏線。後藤又兵衛も長政への不信をつのらせて……

これだけの伏線を蒔いて、さあどうやって刈り取るのか。気づけばもうこのドラマも終盤へ。家来を“競争”させて悦に入る秀吉を揶揄するなど、現場はどうやら本気で新自由主義を批判しているような。考えすぎかな。うーん、今回は普通に15%あたり?

第三十九話「跡を継ぐ者」につづく

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