福田靖+福山雅治のガリレオコンビが坂本龍馬をどう描くのかと思ってたけど、必要以上にほこりっぽい画面と、まるでジェームズ・ニュートン・ハワードかと思うようなハリウッドスタイルの音楽(佐藤直紀)がはまりまくっている。
岩崎弥太郎を語り手にもってきたのもうまい。
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」では、彼はひどいあつかいだったけどね(笑)
女性たちに庇護されまくった存在としての龍馬、というコンセプトはいっしょみたいだし、北大路欣也版(最後のセリフは「人間、頭をやられちゃ、おしまいじゃき」だったかな。こちらの岩崎弥太郎はなんと中尾彬)との差を楽しむことができそうだ。
日本史のなかで、実は忘れ去られていた龍馬がヒーローとなった経緯には諸説ある。でも、「竜馬がゆく」という作品の存在はやはり圧倒的だったはず。「龍馬伝」が、はたしてあの偉大な小説からどう離れていくのか、そのあたりも楽しめそうだ。
三菱グループの社員はみんな観るでしょうから、これは視聴率も高いざんしょ。
武市半平太が大森南朋、西郷隆盛が高橋克実というのもいいが、やっぱりおりょうを真木よう子ってのが期待大。って別に全裸シーンを待とうってわけでは(あんまり)。
にしても、まさかここまで福山雅治にそっくりな子役がいたとは。子役で勢いをつけようってのは、前作の子ども店長(労基法違反)を踏襲か。四十才になって顔に陰影が出てきた福山も、一年でどう変わるものだか。
ところで、ほんとにどうして目くそは目頭から出るんでしょう?それから、タイトル料はちゃんとつかこうへいに払ったのNHK?
なんと第2回につづく。