事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

年度末年度始 19日目「通勤手当」

2008-05-25 | 学校事務職員

K1074409527 18日目「お餞別」はこちら。

 さて、うちの学校はこの春に10名の通勤手当を認定・入力した。その過程で……
・とにかく冒険して自分の通勤経路をかためさせる。
・その経路が「一般に利用しうる最短の経路」なのかの確認。
・違うとすればどんな理由なのかを一応きいておく。

ここまでが前段。出てきた数字を今度は問題のMap Fanでチェック。すると……
・100m単位までぴったりの職員……3名(ボーダーライン上だった職員1名含む)
・ネットよりも多少長いが同ランクなのでそのまま認定した職員……5名
・ネットの方が長く出た職員(笑)……1名
・ネットの方がはるかに短かった職員……1名

問題は最後のヤツ。でもよくMap Fanの経路を見たら通行できないルートを選択していたので、中継点を指定したらほぼその職員の申告どおりの距離になった。ホッ。ネットの数字を安易に信用してはいけないことが理解できる。キルビメーターにしても使用者のスキル(笑)によって出てくる数字は違ってくるし、クルマの実測にいたっては……

Mail01j 大分県では実測(自動車等)が電子地図やキルビメーターに優先するとの通知が出ています。距離計測以前に問題なのが「最短経路」の確定。

Mail04a 群馬では全く逆です。昭和50年代は実測とは自動車で測ることでしたが、正確な年は記憶してないのですが60年頃に、「自動車は計測器ではない、実測とは実際に路上をメジャーで測ることである。」という通知が出ました。県教委ではなく知事部局からだったので、群馬県では県費の通勤手当は県庁も学校も全て同じ基準で認定されることになりました。当時は電子地図はありませんでしたから、以来通勤距離は全てキルビメーターで測ることとなり、自動車での計測は認められなくなりました。
私は個人的にはクルマの速度計、距離計はかなり甘いと思っていますので、(同じ道路を走ってもクルマにより距離が異なる事が多いことに疑問があった)群馬県の指示は適切であると受け止めましたが、当時はいろいろ言う人もいました。しかしクルマの速度計が正確であるならば、「自分は速度違反をしていない、メーターで確認した。」という理由での速度違反裁判等でメーカーの責任も問われるはずですが、そういった判例はありません。つまり、クルマの速度計は正確でないと、自動車メーカーも警察も裁判所も認めているわけです。

……クルマ話はなお続くよ。次回は「誤差
画像は、DVDでいま見まくっている宮藤官九郎脚本「吾輩は主婦である」コメディエンヌとして斉藤由貴は日本一かも。

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