その102「隠蔽捜査7 棲月」はこちら。
法医昆虫学捜査官シリーズ6作目。
昆虫学が捜査に次第に利用されるようになり、赤堀も正式に雇用される。が、そのために組織の論理で不自由になっていくあたりはよく考えてある。
ファナティックな性格なので、読者がひいてしまう(わたしはひきます)ヒロインの背景に、異常な父親との関係があったという設定は果たして必要だったろうか。もちろん、今回の真犯人の異常さと対比させるためだったとしても。にしても世の中には嫌なヤツばっかり、って気にさせられますこのシリーズ。そのとおりかもしんないけど(笑)
「脇坂副署長の長い一日」につづく。
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