ミステリ篇はこちら。
今回はわたしだけのジャンル、非ミステリ篇。逆に言うと、わたしがいかにミステリに偏向しているかってことだけど。さあランキング。前回の反省をもとに、トップテンでいきます。
1 「平場の月」朝倉かすみ 光文社
2 「草々不一」朝井まかて 講談社
3 「白銀の墟 玄の月」小野不由美 新潮文庫
4 「宝島」真藤順丈 講談社
5 「跳ぶ男」青山文平 文藝春秋
6 「国宝」吉田修一 朝日新聞出版
7 「私に付け足されるもの」長嶋有 徳間書店
8 「三体」劉慈欣 早川書房
9 「昼田とハッコウ」山崎ナオコーラ 講談社
10 「大名倒産」浅田次郎 文藝春秋
次点は「自殺会議」(末井昭)、「一発屋芸人列伝」(山田ルイ53世)、「みかんとひよどり」(近藤史恵)、「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」(ブレイディみかこ)あたりだろうか。あ、怒られちゃうな。栁澤靖明&福嶋尚子の「隠れ教育費」は特別賞ということで(笑)。
「平場の月」のキャッチコピーが、「デフレ世代のセカチュー」なのは、あまりにも決まりすぎている。年齢を重ね、もはや愛を叫ぶことすら少なくなったあの二人のことは、今でも少し思い出します。
「草々不一」も、物理的に泣かせる本だった。こちらもまた、あからさまに愛を叫んだりしない人物たちのお話なのだ。
そして十二国記の新作は文句なし。シリーズ累計1200万部ってしかし驚き。
われながら驚いたのは、トップスリーがすべて女性の作品。しかも同世代の。なんか、うれしいなあ。うちの図書費はまだ余裕があるっていうんだけど、中学生に読ませたい作品があまりないってあたりがわたしの読書傾向かと(笑)
次回は邦画興行収入篇。
2020年篇につづく。
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