事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

勝手に人生相談Vol.57 マウンティング

2022-03-14 | ニュース

ウクライナ侵攻「核兵器を使わない」と、ただちに宣言して下さい! - Change.org Japan(チェンジ・ドット・オーグ)

Vol.56「健康診断はお好き?」はこちら

20代の女性。受付事務の仕事をしていますが、50代以上の「おじさん」に嫌悪を感じます。

原因は、理不尽なクレームや苦情、どなりつける、人をバカにするといったおじさんたちの態度。受付へのクレーマーはほぼおじさんです。思い通りにならないと大声を出したり、人に対して侮辱的なことを平気で言ってきたりします。

尊敬する恩師や信頼できる上司もいるので、全てのおじさんが嫌な人間ではないことはわかっていますが、よく知らないおじさんには嫌悪感しか持てません。電車などで近くに来ると避けてしまいます。

差別的な感情を持って生きるのは嫌なのに、理不尽な態度も自分は許されるというようなおじさんの態度を受け入れなければならないと思うと腹立たしいです。なぜおじさんは横暴な態度が許されると思っているのでしょうか。

【神奈川・F子】

人を差別して生きることの寂しさを承知しているあなたは冷静な人です。若いあなたが既にそのことに気づいているのに、なぜいい年をしたおじさんはそのことに思い至らないのか。

文句なくおじさんであるわたしだから断言できます。それは、おじさんが“弱い”からです。生物として対峙すれば若者のほうが圧倒的に強いことはおじさんもわかっている。おれも昔は……的な虚勢をはるのはそのためです。

そして社会的なプレゼンスも低下するので、自分がいかにもちっぽけな人間のように思えて、どこかで発散しなければならない。そこで登場するのが“絶対に言い返してこない”存在です。たとえば、受付の女性とか。要するにマウンティングです。なんて下劣な

わたしもコンビニのレジ前(「なにもたもたしてるんだ、俺は忙しいんだ」)や金融の窓口(「なんで説明できないんだ!」)で理不尽なふるまいをするおじさんを見て、ああこんな人間にはなるまいと思っています。くりかえします。彼らはそうしていないと自分の小ささに我慢ができないのです。さびしいですねえ。

あ、それからわたしも近ごろのおじさんたちの理不尽さは加速していると感じています。ひどいです。ひどいです

ウクライナ関係で言えば、わたしはプーチンにも同じことを感じます。俺が俺が俺がと。

Vol.58「古傷」につづく

コメント (2)
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