事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

うまい店ピンポイント 春休みラーメン祭りその7 味好本店

2020-03-11 | 食・レシピ

その6「ラーメン哲篇」はこちら

身体に気合いを入れたければここの焼肉ラーメンです。おそらく気合い以上に糖質や塩分や脂分が投入されるでしょうけれども。

異常な状態が続いているのでやはりここに来なくては。ただ、広大な駐車場がガレージになったのでしんどそう。でも貼り紙がしてあって、店とは遠い側に5台ほどの駐車スペースはキープできているんだった。だいじょうぶですみなさん。ってなんでおれは宣伝までしてるんだ。

3月11日。東北人として、やはりしんどい1日。

あの年に連日報告したことと同時に、いまラーメンが食べられること、お風呂に入れること、ロウソクを点さなくてもいいこと、ファンヒーターが動いていること、ガソリンを求めてうろうろしなくてもいいことに感謝。

わたしはあの経験があったからチャリで通勤を始めるという暴挙に出た(んで、「免停か?」と近所の連中に笑われたっす)。ガソリンなくてもなんとかなるだろや、と。いい人ぶるわけじゃないけど、常にタンクが満タンでなければ承知できず、ちょっと減っただけでスタンド前で延々と並ぶ人間になりたくなかった。今回のトイレットペーパー騒ぎへの異議申し立てみたいなもんです。

正解だったなあとつくづく思う。今ではチャリ通にぴったりの距離の職場に行けてることに感謝。

そして、こんな状況になってもまだ原子力発電推進という勢力が元気であることにびっくり。お前ら免停だよ

華煌(げっこう)篇につづく

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「狼よさらば」 Death Wish (1974 パラマウント)

2020-03-11 | 洋画

実はリメイクである「デス・ウィッシュ」の方を先に見たんだけど、話をわかりやすくするために「狼よさらば」から紹介しましょう。

74年の作品。わたしは地元の映画館グリーンハウスの二階にあった名画座シネサロンで見たおぼえがある。およそ45年ぶりの再見。

製作者ディノ・デ・ラウレンティスは、シルヴァーナ・マンガーノを妻にしていたイタリアの大プロデューサー。代表作はフェリーニの「道」や「戦争と平和」そしてあのぬいぐるみショーだった76年版の「キングコング」もつくっています(笑)。

彼は、並び称されるカルロ・ポンティ(こちらはソフィア・ローレンの旦那)とは違い、映画製作において絶対に自分の金を使わないことで有名。つまりは各映画会社に企画を売り込み、金を引き出す名人というわけだ。

そんなラウレンティスが、「死の願望」なるミステリをなぜ映画化しようとしたのか。なぜ商売になるとふんだのか。ちょっと考えてみます。

テーマは「自警」。

陽光あふれるハワイで中年の夫婦がバカンスを楽しんでいる。しかし彼らも日常に戻らなければならず、ニューヨークに戻ることに。ここまでがアバンタイトル。

太陽がさんさんと降り注ぐハワイと、曇天陰鬱なニューヨークの対比が、のちの悲劇を連想させてすばらしい。監督は当時の流行監督マイケル・ウィナー。音楽はなんとハービー・ハンコックです。

夫の建築士を演じるのは男チャールズ・ブロンソン、妻はアラン・J・パクラの奥さんだったホープ・ラング。この穏やかな夫婦に大都会の暗い部分が襲いかかる。以下次号

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