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事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

日本の警察 その96 「特権キャリア警察官 日本を支配する600人の野望」時任謙作著 講談社

2018-09-19 | 日本の警察

その95「ドラゴンスリーパー」はこちら

警察という組織が、わずかな“キャリア”(国家公務員総合職試験……旧国家公務員Ⅰ種試験に合格した警察官)と呼ばれる存在に牛耳られているのは、「踊る大捜査線」が一般に広めた(二村永爾シリーズが先駆けてはいたけれども)。室井と青島の関係で考えてみてね。

この書では、彼らの野望とは、警察それ自体の肥大化(すべての官僚は増殖したがるものだが)と、内務省の復活だと主張されている。後藤田正晴が生きていたら、その傾向をどう評価しただろう。

各県警の不祥事や性向がそれぞれ描かれていて、おおなんと山形県警は絶讃されておる。へー。

その97「機龍警察 狼眼殺手」につづく

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