事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

日本の警察 その95 「ドラゴンスリーパー」長崎尚志著 角川書店

2018-08-11 | 日本の警察

その94「作家刑事毒島&逃亡刑事」(中山七里)はこちら

パイルドライバー」の続篇。前作は微妙な出来だった。名編集者&原作者として、浦沢直樹のような“語り口が絶妙”な漫画家と組んでいるときは、彼のアイデアは活きたんだと思う。今回もしんどい部分はいっぱいある。

おそらくは長崎が自身を投影しているであろう主人公は、だからこそ「教場」の風間とは違って名探偵というにはしんどい。しかも軽いセリフはあまりにもリアル。

しかし読ませる。前作とはレベルが違う。根底にいじめがある犯罪について、乱暴なくらいに突く。ケルトの民話との相関は、もうちょっとどうにかなんないかなあと思うけど。

その96「特権キャリア警察官」につづく

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2018夏休みラーメン祭りVol.1... | トップ | お盆2018 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本の警察」カテゴリの最新記事